記事概要 東京都教員採用試験の面接官についての続きです。今回は面接の際の面接官の心理と、面接官の質(能力の高い面接官)などについて書いていきます。
個人面接時の面接官の心理と、面接官の質 その1はこちら
質問の鋭い面接官
表現が抽象的で理解が難しいですが、質問が鋭い面接官は質問能力の高い面接官です。質問が鋭いというのはいわば、「受験生が教員に向いているか」「教育の資質があるのか」を判断する材料を受験生から探っているということです。鋭い質問をする面接官は、受験生をしっかり評価としてくれます。(しっかりと評価してくれない面接官がいることが問題なのですが)
質問が鋭い面接官は、受験生が返答に詰まるような質問をしてきます。受験生が面接票から予想される質問を考え、それに対する返答を用意してきても、面接官は予想だにしなかった質問をしてきます。しっかり評価をしてくれる面接官の質問を適切に返してこそ、2次試験合格が見えてきます。質問が鋭ければ、他の受験生も返答に困るはずです。適切な返答をして、他の受験生との違いを出してください。
2次の面接試験を受けた受験生の「面接官が合わなかった~。」という声を聞いたことがあります。これは全くもって違います。このような場合の多くは、面接官が合わないのではなく、受験生の準備が足らないもしくは返答能力が低いのです。面接官が悪いのではなく、受験生の能力が低い、受験生の準備が足らないという、受験生が悪い可能性が9割だと思ってください。鋭い質問にきちんと返答ができてこそ評価が上がります。他の受験生が鋭い質問にうまく返答できない中、自分はうまく返答できるというようなレベルになってこそ、2次試験合格が見えてくると思ってください。
しかし、「アピールしたいことを聞かれなかった」という場合には、面接官の能力が低い可能性があります。この場合、面接官の質問能力が低い可能性もありますが、受験生にとってのアピールポイントが面接官にとっての魅力的なネタでない可能性もあります。客観的に見て、東京都の教員採用試験の面接官に食いつくアピールポイントであるのかを振り返ってみてください。
面接官の面接中の本音
2次試験の日は面接官も受験生同様、なんだかんだ忙しいんです。面接官は教員を目指す受験生一人一人を、たった1時間で判断しなければならないです。しかも集団面接は行ってみれば減点式の試験で、受験生間に滅多に差がつかない。実質、個人面接の30分で受験生の選考をするといっても過言ではないです。しかも、受験生全員の面接が終わった後その日に、面接官3人で評価をまとめ、ランク付けをしなければなりません。受験生は、面接官に評価を楽にさせる、こいつは確実に合格と思わせるくらい、面接の対策と準備をしておいてください。
面接官に関してのまとめ
受験生が面接官の質を測ることができるようになれば、受験生はかなりリラックスできているということです。この記事を読んで、面接試験当日にこの記事の内容を思い出したら、かなりいい状態で面接試験に臨んでいると自己暗示をしてください。
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