記事概要 東京都教員採用試験の「学校現場での場面指導」の面接例の反省です。私Garudaが行った場面指導の面接練習の中で、どこを修正しなければならないのかを説明します。
学校現場での事例 面接例1はこちら
反省
質問1 あなたが授業をしていた時に生徒が教室から出て行ってしまいました。あなたはどうしますか。
ベストアンサー「近くにいる先生にすぐに連絡する。」
反省理由
生徒が突然、教室から出て行ってしまったのなら、「近くにいる先生に報告」という答えがベストアンサーです。私Garudaはこの答えが出てきませんでした。「自分ですぐに生徒を追いかけていく」という答えだと、「では、教室にいる生徒はどうしますか」や「授業はどうしますか」というような質問が来ます。
独断で行動するよりは「隣接する教室にいる先生に協力を求めます」「急いで学級委員を職員室に向かわせ、状況報告を行わせます。」
質問2 生徒が落ち着いた後で、生徒を指導する時に一番大事なことはどんなことですか。
ベストアンサー「生徒指導を複数人で行う」
反省理由
教室を出て行ってしまった生徒の問題がひと段落し、生徒が落ち着いてからの生徒指導の際には、「複数人で行う」や「一人で生徒指導を行わない」がベストアンサーです。またも私Garudaは、この答えを出すことができませんでした。
実際に学校現場で指導するとわかりますが(私Garudaは教員経験があるにも関わらず答えられていませんでしたが)一人で生徒指導を行うと、教員と生徒間で「ああ言った、こう言った。」と、話がかみ合わないということが起こります。生徒指導の際には、「言質の証拠」をとるためにも、第三者の存在が不可欠になります。このような理由で「一人で生徒指導」は行ってはいけないのです。
「あれは言ってない、これは言ってない」というような水掛け論を避けるためにも、「生徒指導は複数人で行う」ということを覚えておきましょう。まして、「男性教員が一人で」女子生徒に対して生徒指導を行うと、別件で問題(セクハラのような)が発生するおそれがあります。とりわけ、男性教員が別室で女子生徒に生徒指導を行うと、問題が起こる可能性が高まります。面接中に、「セクハラのような問題を避けるため、複数人で生徒指導をする」とまで説明する必要はないですが、このような知識を知っていると、面接中の想定外の質問にも対応できるかもしれません。
その他 ラポールなどの言葉は使わない
私自身なぜそんな言葉を使ったのかわかりませんが、「ラポール」のような専門用語はできる限り避けるべきです。深く突っ込まれた際に自分が苦しくなるような発言はやめましょう。いくら教育に関する心理用語をたくさん知っていても、可能な限り避けておきましょう。
総括
私Garudaが言えたものではないですが、学校現場での様々な事例に対する質問を行い、どんな事例に対してもベストアンサーを出せるようにしましょう。事例に関する質問の対策には「質より量」です。様々な事案を想定し、面接対策を行いましょう。
学校現場での場面指導の面接例2はこちら
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