記事概要 私Garudaが、ジグソー法を使ったアクティブラーニングの授業で、どんな応用の方法があるかを提案していきます。私Garudaが考えた、In the Woods(芥川龍之介の「藪の中」の英語版)を元に提案していきます。
私Garudaが考えた、In the Woodsの指導案はこちら
役割を増やす、役割を変える
私Garudaの指導案ではグループディスカッションの際、4人のメンバーにspeaker(ジグソー法で読んだIn the Woodsの内容を説明する人)、discussion leader(司会者)、reaction maker(speakerの話した内容に合図地を打つ人)、secretary(speakerの発言をメモする人)の役割を与えました。グループの人数によって変更することもできますが、これらの役割以外の役割を加えてもよいでしょう。具体的には、time keeper(時間を測り、ディスカッション全体の時間の調整を行う)、monitor(それぞれの役割の生徒が役割をこなせているのかを評価する)といった役割を与えることができます。
ジグソー法で読む分量を変える
私Garudaは文量から考えて、ジグソー法の指導案の中では次のようにIn the Woodsの本文を分けました。
「藪の中」の英語版の文面を、4分割したプリント(教室に貼る用)を用意する。分割の仕方は、
- 木こり( The Woodcutter’s Story)と僧 (The Traveling Monk’s Story)と放免 (The Bounty Hunter’s Story)と女の母 (The Story of the Woman’s Mother)はそれぞれ短いので、4つで1まとめにするといいでしょう。
- 多襄丸(Tajomaru’s Story)と
- 清水寺の女(The Story of a Woman at Kiyomizu Temple)と
- 巫女の口を借りたる死霊の物語(The Dead Husband’s Story Told through a Medium)
それぞれ1つずつに分けるといいでしょう。
生徒一人一人の英語の能力に大きな差があれば、文量が多い部分と文量が少ない部分を作ってもいいかもしれません。
ジグソー法で生徒が読む文章を、生徒に決めさせる
私Garudaの指導案では、じゃんけんで順番を決めて、読む文章を決定しました。しかし、文章ごとに難易度には差があります。教員側からあらかじめ、それぞれの文章(木こり、僧 、放免、女の母、多襄丸、清水寺の女、巫女の口を借りたる死霊)の難易度や読みやすさを生徒に教えることで、グループ内で適材適所にジグソー法を行うことができるかもしれません。生徒に自由にどこを読むかきめさせても、結局のところじゃんけんで読む文章を決めそうな気がしますが、自主的にジグソー法に取り組ませる意識を持たせることができます。
リーディングでなく、リスニングでジグソー法を行う
難易度を調整する方法です。私Garudaの指導案では、生徒が指定の場所に行きIn the Woodsの文章を読みますが、読むことによるインプットではなく、聞くことによるインプットに変えてもよいでしょう。In the Woodsには、音声CD付きの書籍も販売しています。
私Garudaの紹介したIn the Woodsの本よりも、こちらの書籍のほうが値段が高いですが、音声を利用することで授業の幅が広がります。機材があり、音源の操作を生徒に任せることができれば、音声の速度を調整させたり、聞きたい箇所や聞き取れない箇所を何度も聞いたりさせることができます。
リスニングでジグソー法を使うことができればさらに授業が面白くなるでしょう。しかし、生徒に非常に高いレベルの英語の力が求められることでしょう。リスニングを用いて授業ができたら、ぜひ詳細を私Garudaに教えてください。
総括
アクティブラーニングの応用方法は無限にあります。これ以外にいい方法があれば、ぜひ私Garudaに教えてください。
ジグソー法の指導案 応用1 アクティブラーニングはこちら
ジグソー法の指導案 応用2 アクティブラーニングはこちら
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