学校の頭髪のルールでよくあるものに「女子の髪の毛が肩より長い場合はゴムで結びましょう。」「ツーブロックヘアはやめましょう。」「髪を染めてはいけません。」「髪の毛は耳にかからないようにしましょう」がある。これらは本当に学校に必要なルールなのか。
「髪を染めてはいけない」これは昭和の時代にいたヤンキーなどやんちゃしていた世代の人が、自らを目立たせるためにも金髪にしたり茶髪にしたりということがあったから、このようなルールができたのだろう。このルールはおそらく、日本人のほとんどが黒髪であるという理由から来ているのだろう。髪の毛が黒ではないことが、不良や異端児のようなレッテルをつけ、髪を染めることを否定してきたと考える。しかし、この考え方は現代において適切な校則であるのか。
グローバル化が進んでいる中、「髪をそめてはいけない」というような学校の規則は、世界中でもほとんど用いられていない。生まれながらにして金髪、赤髪、茶髪の人がいる。グローバルな視点で見れば、髪の毛は黒でないといけないというルールは、人のアイデンティティを否定することにもつながる。故意的に髪の毛の色を変えることがダメというルールは話にならないと思っている。学校によっては、地毛が茶色であるということの証明書を学校に提出しなければならないといったルールが今もあるようだが、時代遅れがはなはだしい。
水泳をやっていれば髪の色は落ちたりして、自然と茶髪になる子どももいる。そもそも髪の毛というものは老いによって色が変わるものである。人によっての誤差はあるが、色が変わるものをいちいち難癖つけている場合ではない。グローバル化する世界に向け、考え方も変えていかなければならない。
学校はあくまで勉強する場所である。勉強するのに余計なことはしなくていいということも言えるであるが、きちんと勉強をしているのなら、子どもが髪を染めていても何も問題ない。
しかしながら、私自身は子供はありのままの姿が一番子供にとって良いと思っているので、髪を染めるというようなことはオススメはしない。男女問わず、髪を傷めることにもつながるので、将来を考えても髪を染めることはあまり良い事だと思っていない。
例えば、もし子どもが髪を染めて学校に来たら、叱ることはない。しかし、自分の意見として「茶髪がダサい」とか「うんこ色」などと言って、色が違うことによるあまり良くないイメージを植えつけると考える。他には、自分自身頭に剃り込みを入れていたことや、コーンロウの方がかっこいいというようなことを生徒に教え、剃り込みはコーンロウをやるように仕向ける。さらに、そもそも髪を染めること自体がかっこいいものでもなんでもないということを教える。
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