子どもの意思の無視 親のエゴによる中学受験の強要

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記事概要 「子どもの人権」という言葉は、ますます注目され、尊重されるべきものとして認識されています。近年、首都圏では私立中学校への受験熱が高まっていますが、中学受験に臨む小学生は、自身の意志で中学受験をしたいと思っているのでしょうか。親のエゴにより、やりたくもない中学受験を強要されるのは、子どもの自己決定権を侵害しているのではないでしょうか。私自身が中学校受験をする子どもを指導していた経験から、述べていきます。                                                                            

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「子どもの人権」とは

 まず、「子どもの人権」とは何でしょうか? 「子どもの人権」は、生存権、発達権、保護権、参加権など、さまざまな側面から構成されています。この中で特に重要なのは、自己決定権です。自己決定権は、子どもが自分の生活や将来について意思決定し、その意思が尊重される権利を指します。子どもの望んでいない中学受験を親がさせることは、子どもの自己決定権を侵害する行為であり、それ自体が子どもの人権侵害であると言えます。

子どもが中学受験をしたいのか

 『中学受験をしたい』と思っている子どもたちの理由としては、以下のようなものが挙げられます。自分の好きな学校や分野に進みたいという希望や夢がある、男女別学の学校に進学したい、どうしても地元の公立学校に進みたくない、自分の友達や先輩が中学受験をしているという影響を受けているといった理由があるでしょう。

 これらは、「子ども自身が中学受験をしたい」という思いから出てくる理由です。家庭に経済的な余裕があるのは前提として、子どもに自己決定権があり、子どもが主体的に受験を希望しているケースははっきり言って少数派です。

親が子どもに中学受験をさせたいのか

 親が中学受験をさせたがるケースでは、大学受験に有利だから、公立学校より学習環境が整っているから、6年一貫の指導を受けることができるから、親が中学受験をしたからと言った理由を聞きます。こういった受験理由のほとんどが、親に起因していることです。私Garudaは、中学受験をする生徒を何人も指導した経験がありますが、「ワタシは中学受験をしたほうが大学受験に有利だから、中学受験をします」と言う小学生を見たことがありません。このような子どもたちを見て、「この子どもたちに自己決定権があるのか」という余計なことを私は考えてしまいます。

やりたくない中学受験をする小学生

 中学受験の強要は、親の期待や社会的なプレッシャーによって子どもたちに押し付けられることがあります。親は子どもの未来のためにと、子どもに中学受験をすることを求めます。しかし、時と場合によっては、子どもたちの意志や適性を無視し、彼らに精神的なストレスと圧力をかける結果を生むことがあります。時として、中学受験の強要は子どもに対する虐待に見えることがあります。親のエゴによる中学受験強要には、子どもの自己価値感を低下させ、ストレスや不安を引き起こし、心理的なダメージを与える可能性があります。加えて、中学受験強要は子どもの学業負担を増加させ、バランスの取れた生活を妨げることがあります。これは子どもの人権侵害であると言えます。

 こういった状況で、子どもは「中学受験をしない」を選択することができるのでしょうか。

本当に子どもは中学受験をしたいのか

 中学受験は、数か月勉強すれば成功するものではありません。多くは小学4年生~6年生という長いスパンで受験準備をしていきます。この長いスパンの中で、定期的に子どもに「中学受験をしたいのか」ということを、親でも子でもない「学校の先生」という第三者の大人が質問するべきだと考えます。このまま中学受験熱が高まっていけば、いずれ「子どもの権利は保証されているのか」という点で、国際的に問題視される時代が来ると、私Garudaは考えます。

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