東京都教採 2次試験の受験報告書2(個人面接2)【東京都の教採は独学でなんとかなる】

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記事概要 東京都の教員採用試験の、2次試験の個人面接の流れと内容を説明していきます。

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報告書

東京都教員採用試験の試験日当日の流れ(個人面接)

試験の補足情報

個人面接の時間 30分

校種 中学校・高等学校共通

教科 国語

面接官 男性2名 女性1名

 

質問内容

※ Q=面接官 A=受験生

Q 教科について質問します。国語の授業を行う上で一番大切にしていることは何ですか。
A はい、生徒に文章を多く読ませることです。
Q それはなぜですか。
A はい、 読む力を高めるには読むことが一番大事だからです。
Q 国語には話す、聞く、書くなどもありますが、まずは読むことだということですね。
A はい、そうです。
Q 国語の授業の工夫点をお話しください。
A はい、視覚教材を用いて生徒の興味関心を引く工夫をしています。視覚教材を使うと生徒の顔が上がって、しっかり話が聞けているか、内容が伝わっているかがわかるようになります。また、私が説明してしまうのではなくて、生徒の発言を活かして授業を進めていくようにしています。
Q 生徒の発言を生かすためにどのようにしていますか。
A はい、発問を多くしています。難しい質問だと考え込んでしまうことがありますが、簡単な質問も取り入れることで、発言を活発にしています。
Q 道徳も国語も読み物を読むという点では同じですよね。違いは何ですか。
A はい、国語は正確に読み取る点に重点を置き、道徳は読んでどのように感じたか、考えたかという点に重点を置いていると考えます。
Q では、国語にはそのような点はないということですか。
A  いいえ、全くないわけではありませんが、例えばテストの際に、正しく読み取らなければならないのに、自分の考えや思ったことを想像して書いてしまったらそれは正答にはなりません。自分の考えを書きなさい、という問題であった場合は別ですが。
Q 分かりました。授業に対してやる気がない生徒はいますか。
A どうしても苦手意識が強く、自分にはできないと諦めてしまっている生徒も中にはいます。
Q そのような生徒に対してどのようにしますか。
A 1学期に取り組んだ漢字のテストの合格者数が思わしくありませんでした。しかし、追試行ったら、少しずつ点数が上がっていきました。積み重ねればできる子達なのです。最初からやる気を出させるためには、個々に目標点を持たせるのが良いのではないかと考えます。例えば、合格点を取るのは難しくても、目標点だったら取れると思えば、やる気につながるのではないかと考えます。
Q 以上で質問を終わります。

Q 場面指導について質問します。 あなたが授業をしようと教室に行ったら、男子生徒2人が今にも掴みかかりそうな雰囲気で向き合っています。あなたならどうしますか。
A はい、落ち着くように伝え、何があったのか聞きます。男子生徒ですので、もし掴み合いになったり冷静になれなかった場合は、私の力では引き離せないと思います。その場合は、学級委員に男性教員を呼ぶように指示を出します。
Q その後どうしますか。
A はい、担任の先生や管理職に報告して、学年指導に移ります。
Q その際、あなたはどのように指導に関わりますか。
A はい、現場を見ていたので、状況報告をします。その他、私にもできることがあると思いますので、できることをやります。後は今後のために、他の教員の指導を学びます。
Q では続いての質問です。授業をしていたら、ある生徒が突然教室を出ていってしまいました。理由は分かりません。あなたならどうしますか。
A はい、学級委員に報告させるか、内線電話で応援を呼びます。
Q では、あなたは基本的に助けを呼ぶということで、その場からは離れず、授業を継続する考えなのですね。
A はい、そうです。
Q 続いての質問です。保護者に、「子供の国語の成績が悪い。頑張っても読む、書くの能力が伸びないので、これ以上やっても仕方がないのか」と質問を受けたらあなたはどのように答えますか。
A はい、まずこれ以上やっても仕方がないということはないと伝えます。 どのような生徒でも学習を積み重ねれば必ず伸びるからです。また、国語には5観点があるので、「読む」「書く」が苦手で振るわなくても、残りの寒天で頑張れば悪い成績がつかないということを伝えます。また、「読む」「書く」の観点に関しても繰り返し読む書くということを積み重ねれば、伸びていくはずだとも伝えます。
Q では、「これから一生懸命勉強すれば、必ず良い成績がつくということですね」と聞かれたらあなたはどう答えますか。
A はい、努力している姿は見ますし、評価します。しかし、実際に「読む」「書く」の能力が伴わない場合は、良い評価を付けることは出来ませんので、必ず良い成績がつくとはお約束できませんと伝えます。
Q これからのあなたの課題は何ですか。
A はい、生活指導です。
Q どうしてですか。具体的にお願いします。
A その場でそれは駄目だと注意することはできます。しかし、その後の学年指導などの際、先ほどの事例のような二人の男子生徒の指導などを行う場合に、自分がどのように関わっていくか思い描くことができませんでした。
Q 以上で質問を終わります。

 

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