記事概要 東京都教員採用試験の2次試験の個人面接で使用する、単元指導計画と学習指導案の書き方を説明します。東京都教員採用試験の面接票を見ながら確認してください。今回は、単元指導計画と学習指導案の項目7の「指導に当たっての工夫」の面接対策について説明します。
単元指導計画と学習指導案の書き方5 項目7はこちら
指導計画
私Garudaの面接票
私Garudaは、項目7の指導にあたっての工夫等に
- 身振り手振りを交え、繰り返し発問し、英語で授業を進め、教師が日本語を極力使わないようにする。
- ペアやグループでの活動を多く取り入れ、積極的に机間巡視を行い、個別に対応できる時間を作り、間違いがあれば助言する。
- 視聴覚教材やALTとのスキット、様々なアクティビティを取り入れ、生徒の興味関心を高める授業展開を心掛ける。
- 毎回の授業で生徒に親しみやすい英語の曲を歌わせる。
- 教科書に準拠したワークシートを適切に使用し、書く技能を養う。
- 本単元で学ぶ文法事項を、日常生活や現実にあるものと常に結び付けることを意識させ、生徒の学習意欲を引き出す。
- 誤りを恐れたり恥ずかしがったりすることなく、積極的に自分の考えを学習した英語で表現させる。
- 「話す」「聞く」「読む」「書く」の4領域を毎授業でまんべんなく指導する。
面接時の質問と対策
書いた内容をもとに、面接官から質問されそうなことと、その答えを用意します。
注 Q=面接官からの質問 A=私Garudaの解答
Q ALTとのスキットとありますが、スキットとはなんですか。
A はい、スキットは短い劇のことです。
Q どのようにスキットを用いますか。
A はい、文法の導入の際にスキットを使います。
Q なぜ文法の導入にスキットを用いるのですか。
A はい、新しく学習する文法の使用場面のイメージを持たせるためです。
Q ALTとの連携で心がけている(大切な)ことは何ですか。
A はい、十分に授業の打合せをすることです。
Q スキット以外にALTをどのように活用していますか。
A はい、単語の発音、教科書のモデルリーディング、 ペアワークで奇数になってしまった生徒のパーナーの役割をやってもらいます。
Q 教師が英語を使わないことで、授業の内容が理解できない生徒に対してどうしますか。
A はい、英語で話したときの生徒の反応を見て、ジェスチャーや理解できた生徒とモデルを行います。
Q それでも生徒が英語を理解できない場合、どうしますか。
A はい、あまりにも多くの生徒が理解できていなければ、日本語で説明します。
Q なぜ授業中に英語の歌を歌うのですか。
A はい、生徒にとって英語を親しみやすいものにしたいからです。加えて、歌詞の中の英語のフレーズを覚えてほしいからです。
Q 英語の歌を歌わない生徒に対してどうしますか。
A はい、音楽と違い歌のうまさではなく、英語に親しむために歌を歌うということを理解させ、サビや歌える箇所だけでも歌うように指示し、私自身一緒に歌います。
Q たとえばどんな歌を選びますか。
A はい、ジブリ映画の「耳をすませば」でも使われているTake Me Home, Country Roadsを選びます。
Q なぜそれを選びますか。
A はい、ジブリ作品はほとんどの世代が知っているからです。
Q 日本は恥の文化の国ですが、どのようにして英語での誤りを恐れたり恥ずかしがったりしないようにさせますか。
A はい、人の失敗をバカにしたりしない、英語の教員も間違うこともあるし、間違うことは悪いことではないということ繰り返し教え、とにかく発音してみることが大事ということを学ばせ、なにかを間違っても大丈夫というクラス環境をつくります。
Q どうやって生徒に学習した英語を表現させますか。
A はい、1分間トークという時間を作り、会話のテーマに沿って英語で1分間しゃべる時間を設けます。
Q 話す・聞く・読む・書くの4技能を、どのようにしてまんべんなく指導しますか。
A 毎時間、四技能を使う時間を作ります。
総括
前回の記事でも書きましたが、「なぜそうするのかを聞く」「どういう工夫をするか」「なぜそれを選んだか」「今後どうしますか」という質問を想定して、単元指導計画を書きましょう。
面接票と単元指導計画を書く際の注意点についてはこちら
仕事としての「公立学校教員」のメリットはこちら
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