授業が少ないかも? 中・高家庭科教諭免許 【おすすめの教員免許】【打算的に考える教員としての生き方】

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記事概要 教員免許状の中でも、コストパフォーマンスがよい免許について解説します。それぞれの教員免許のいいところを書いていきます。今回は、私Garudaイチオシの、小・中・高家庭科教諭の免許について解説します。
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授業の時数が少ない

 「時数が少ない」と書くと、『なんのことか』と思う人がいるかもしれませんが、学校によっては家庭科の教員の授業時数は非常に少ないということです。

 学習指導要領によって、各教科の年間授業時数(標準授業時数)は決定されています。これは、1年間に児童生徒が受ける授業の回数が決まっているということで、あるクラスだけ算数の授業が異常に多いとか、ある担任の先生のクラスだけ体育の授業が少ないというようなことがないようになっているということです。学習指導要領が変わらない限り、各教科の授業時数が増えたり減ったりすることはありません。

 したがって、教員一人ひとりの受け持つ授業の時間数は、担当する学年や学級数によって決まります。小学校を例に説明しますと、2022年現在の家庭科の授業時数は、小学5年生で年間に60時間、小学6年生で年間に55時間、合計で115時間です。

 小学校の家庭科は、多くは専科の先生が受け持っていますが、5、6年が1クラスであれば家庭科の教員は週に約3時間、5、6年が2クラスであれば週に約6時間、そして、5、6年が3クラスであれば週に約9時間授業するということです。

 中学校の技術・家庭科の年間授業時数は、1年2年が70時間、3年が35時間です。つまり、家庭科としての授業時数は、1、2年が週に1時間、3年が0.5時間ということです。各学年が1学級の学校の場合、技術科、家庭科の教員の1週間の持ち授業時数は2、5時間ということになります。

 高校では、各学年1学級という学校はほとんどないので、上記のような極端に授業数が少ない例はあまりありませんが、小・中学校の家庭科の教員には、授業数が非常に少ない教員もいるということです。学級数は学校にもよりますし、授業がない時間が自由な時間ではありませんが、他の教科の教員と比較すると「空き時間」が多いのがメリットと言えるでしょう。
参考

https://www.mext.go.jp/content/20210629-mxt_kyoiku01-000016453_4.pdf

女性の家庭科の教員が多い
 現職の家庭科の教員はほとんどが女性です。男性で家庭科の教員免許を取得している人はめったにいません。女性の教員は産休や育休に入ることが多いので、家庭科の教員免許を取得していれば、産休代替教員としても家庭科の教員として働くことができる可能性が他の教科の教員よりも高くなります。

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