集団面接は採用試験の合否の面で重要ではない
正直なところを言ってしまうと、管理職(面接官)側からすると集団面接で受験者の良し悪しを判断することはほぼ不可です。面接官である管理職たちは、新規採用の教員が集団となって、教育現場の課題の解決に取り組むもうとしても、効果的な解決策などめったにでないと思っています。そもそも、管理職でさえ解決が難しいと思うような問題が集団面接時に出されるので、受験生から課題の解決に効率の良いものなど、そもそも期待していないのです。では集団面接では何を見ているのか。一つは、一応なにかしらの発言していること。集団面接の時間の30分で何も喋らないというのはさすがに印象が悪いです。もう一つは、他人の意見を徹底的に否定するようなことをしていないこと。 周囲の人間との調和を保つことができないと判断され、評価が下がります。面接官の立場から集団面接に関して言ってしまうと、判断基準があまりにも少ないので別にやらなくてもいいような面接です。プラスの要素を引き出すというよりも、マイナスの要素をなくすことが大事です。減点式の試験だと思ってください。
人は見た目が9割
服装は無論、黒いリクルートスーツがいいでしょう。試験が行われる8月は、真夏の一番熱い時期ですが、面接時には我慢してジャケットを着るしかないです。白いワイシャツはもちろん、インナーも無地の白いTシャツにしましょう。管理職の中には、「インナーが白でなかった」という理由で受験者を落とそうとする人もいます。つまらないところで減点されるようなことがないように気をつけましょう。面接官は受験生の合否を、たった1時間で判断しなければなりません。ここで受験生にとって大事になることは、「メラビアンの法則」だと私は考えています。面接時の受け答えももちろん大事ですが、受験生の受け答え以外の部分も大事だということです。詳しくは竹内一郎さんの書いた作品『人は見た目が9割』に詳しく書いてあります。時間があれば読んでみるといいでしょう。男性であれば、あごひげが生えているとか、極端に長い髪型は避けるべきです。それこそ面接官である校長、副校長には古い考えの人もいるので、ツーブロックのような髪型に嫌悪感を抱く人もいると思います。可能であればあごひげ、ロングヘア、ツーブロックは避けておくほうが吉です。女性の受験生であれば、髪が長い人は髪を結ぶなどで十分でしょう。とにかく、当日の試験官の判断でほぼ合否が決まってしまうのです。運も実力のうち、という実情もあるでしょう。「面接官うけ」を考えて身なりを整えましょう。
2次試験合否基準のA~Eのランク付けについてはこちら
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