東京都教採 平成28年度一般選考 一次試験の論文B問題及び解答例 完成形

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記事概要 私Garudaが、東京都公立学校教員採用試験の論文試験対策として書いた論文です。平成28年度の東京都公立学校教員採用試験の一般選考論文B問題の論文です。

問題文

次の記述を読み、下の問題について、論述しなさい。
 あなたは、生活指導・保健指導部に所属している。年度初めの生活指導・保健指導部会で、生活指導主任から、「昨年度、地域住民対象の学校評価アンケートの『学校は、集団や社会の一員として、よりよい生活や人間関係を築く指導を行っている。』の項目で『あてはまらない』という回答が多くありました。そこで、生活指導・保健指導部として、本年度、『子供たちに、他者を思いやる心や社会貢献の精神を育む。』ことを重点事項にしたいと思います。」という話があった。部会終了後、あなたは、生活指導主任から、「先ほどの重点事項に基づいて、生活指導・保健指導部の一員として、指導の重点をどこに置き、どのように取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と指導を受けた。

問題

 生活指導主任からの指導を受けて、あなたならどのように児童・生徒の指導に取り組んでいくか、志望する校種に即して、具体的な方策を二つ挙げ、それを取り上げた理由とともに、それぞれ10行(350字)程度で述べ、まとめなどを含めて全体で30行(1050字)以内で述べなさい。ただし、26行(910字)を超えること。

※ 引用 東京都教育委員会ホームページ

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解答例

 私は進学塾のアルバイト教師として、小学生から高校生まで様々な生徒を指導してきた。教えることがないほど優秀な生徒がいれば、目を離した瞬間に寝てしまうような生徒もいた。また、部活動の指導の一助になればと考え、中学生にバスケットボールを教えてきた。子どもたちと関わることを通じて、教えるということの難しさを学んだ。十人十色な子どもたちを見てきた中で私は、他者を思いやる気持ちや社会貢献の精神を育むために、授業を通じて社会貢献の精神を鍛え、行事の準備などでボランティアの精神を養う。

 1 英語の授業を通して、他者を思いやる心や社会貢献の精神を育てる

 生徒は皆、勉強ができるようになりたい、人の役に立ちたいという思いを抱いている。私が担当する中学英語では、誤りを恐れずに英語で会話したり読み書きしたりすることが、英語の力を伸ばすことに直結する。

 そこで私は、英語を得意とする生徒とそうでない生徒を組や班にすることで、他者を思いやるペアワークやグループワークを行わせる。相手や他者の英語力に配慮し、互いに教え教えられることで、他者を思いやる心を育む。また、車内で席を譲るなどの社会貢献の精神に結びつくテーマを与え、英語でディスカッションさせる。さらに、他者を助けた体験を英作文させることで、これまでの自分を顧みさせる。

 このような授業実践を重ねることで、他者を思いやる心や社会貢献の精神を育てていく。

 2 学校行事や部活動を通して、他者を思いやる心や社会貢献の精神を育てる

 私と同じく、生徒は皆、学校行事を成功させることや、部活動で良い結果を出すことに熱中する。そこで、学校行事に伴うボランティア活動や、部活動でのコミュニケーションを通じて、他者を思いやる心や社会貢献の精神を育てていく。

 学校行事で必要となる役割を常に立候補制とし、一人一人に意欲的に取り組ませる。終了後に、各自の努力と成果をまとめさせる。学級担任として生徒の活躍を褒め、たたえることで、社会貢献の精神を育てていく。一方部活動は、他者を思いやる心が不可欠な活動である。私が指導してきたバスケットボールは、仲間を思いやることなくして結果は出せない。 私はチームプレイなどを通じて味方を生かす事を考えつつ、相手を思いやる心を意図的に育てる。

 塾での学習指導でも、バスケットボールの指導でも、直面する課題の解決は容易ではなかった。けれど私は、学校という組織の一員として、他者を思いやる心や社会貢献の精神を養う指導に全力を尽くしていく。

計1031字

総括

 この論文は、10点満点中7点くらいです。1度書き上げた論文を、2週間くらいかけて修正しながら書いたものがこれです。序論と本論は固定しておくとよいでしょう。
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東京都教採 平成28年度一般選考 一次試験の論文A問題及び解答例 1回目
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