記事概要 十年ほど昔のことですが、神奈川県横浜市の市立中学で校長を務めていた高島雄平氏が、児童ポルノに関する法律違反で逮捕されました。児童買春は主に、高島氏がフィリピンのマニラ日本人学校に勤務していたときに行われていたとのことですが、インターネット上には、日本人学校の教員の実態とは異なる情報も散見されます。独自取材で、高島雄平氏と接点がある方とお話しする機会があり、新たな情報を得ましたので、高島雄平氏に関する情報の真偽を解説していきます。
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事件概要
渡航先のフィリピンで、少女とのみだらな行為を撮影したとして、神奈川県警少年捜査課と大船署は8日、横浜市金沢区富岡西1丁目、元市立中学校校長の男(64)を児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑で逮捕した。県警の摘発で3件目となる同法の国外犯規定を適用した。
引用 https://www.kanaloco.jp/news/social/entry-58348.html
女の子の学費を援助していた
「苦学生」という、今ではあまり聞かれない言葉があります。アルバイトなどで得られた金銭で学校に通ったり、昼間にフルタイムで働いて夜間に学んだりする学生を表す言葉です。
フィリピンは第2次世界大戦後にアメリカからの独立を果たしますが、経済的に厳しい時期があり、海外で働きに出る人も多くいました。義務教育にあると思われる子どもがアルバイトをしたり、義務教育を終えずに働きだしたりする子どももいます。そうした中には、知り合った人物から、「学費の援助」を受けていた学生もいたことでしょう。
さて、高島氏を擁護するわけではありませんが、高島氏はより多くのさまざまな女性を撮影することを目的としていて、一人の女性を支援することを望んでいたのではないと考えます。ただし、一度きりの接点でも、金銭を遣り取りしたのであれば、それを「支援」と考えられなくもないでしょう。
そもそも、高島氏は、文科省の在外教育施設への海外派遣制度により、社会科の教員としてマニラの日本人学校に派遣されました。この制度により日本人学校で働く教員の給料については、所属する教育委員会(高島氏の場合は神奈川県教委)からの給与はもちろん、文科省からの派遣員としての給与も支払われます。文科省の在外教育施設への海外派遣制度で派遣される公立学校教員の年齢はだいたい35歳前後です。35歳の公立学校教員の給与は年間約650万、さらに、文科省からの派遣員給与が加算されると、年収は1000万を超えるか超えない程度です。高島氏が日本人学校に勤めた3年間、約1,000日、毎日1人の女性を買春し、1回につき諸々で3,000円かかると計算すると、最低300万かかります。
高島氏は公立学校の教員ですし、妻子を同伴しています。当時の日本円がフィリピンペソに比べてたとえ高かったとしても、「フィリピンの学生の学費援助」をするほどお金に余裕がある日本人学校の教員は、まずいないでしょう。
文科省の在外教育施設への海外派遣制度により派遣される教員の給与についてはこちら
性病の特効薬を多数揃えて女の子に渡していたが、後日の指名で薬の横流しを知り、女子を叱っていた
やや専門的な話ですが、我が国で「性病」とされているのは、梅毒と淋病と軟性下疳です。エイズなどは「性行為感染症」と分類されますが、「性病」と「性行為感染症」の違いはよく分かりません。
さて、上記のような病気に感染した場合、家の近くの薬局で特効薬を買うことができるのか、あるいは、医師の処方箋がなければ購入できないのかは知りません。でも、エイズのような病気であれば、処方箋なしで入手することは難しいのではないでしょうか。ましてや、数量を多く確保することは、より難しいと考えます。
「学費の援助」でも書きましたが、高島氏が熱中・執着したことは、より多くの写真を集めることで、写真が増えることで達成感や満足感を味わっていたのではないかと推測します。したがって、感染予防や治療のために、特効薬を多数揃えたり、それを他人に渡したりはしなかったのではないかと考えます。
総括
日本に限らず、児童買春は許されないことです。したがって、子どもを指導する立場にある教員、まして校長が未成年に手を出すなんてことはもってのほかです。しかしながら高島雄平氏は、文科省の在外教育施設への海外派遣制度により、日本の代表の教員としてマニラの日本人学校に派遣され、帰国後に公立中学校で校長を務めていたという経歴から、学校教員としてかなり優秀だったという点は否定できないでしょう。多角的な視点からこの事件を分析し、こういった事件を風化させないためにも、私Garudaは情報を発信し続けます。
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