東京都教採 平成31年度一般選考 1次試験論文A問題及び解答例 完成形

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記事概要 私Garudaが書いた令和元年度の東京都公立学校教員採用試験の、一般選考A問題の論文の完成形です。なお、私Garudaが書いた論文の解答例は、教員採用試験の問題用紙の「1行35字」に合わせています。

私Garudaが書いた論文の、校正詳細はこちら

東京都教採 平成31年度一般選考 1次試験論文A問題及び解答例 校正詳細
記事概要 私Garudaが書いた、平成31年(令和元年)度の東京都公立学校教員採用試験の、一般選考A問題の論文の校正の詳細です。論文がなぜ校正されたのかを紹介します。校正された論文はこちら校正詳細柱は長くなりすぎないように書く 東京都の教員...

問題

A 次の記述を読み、下の問題について、論述しなさい。
 年度初めの職員会議で、教務主任から、「昨年度末に行われた教科主任会で、複数の教科主任から『身に付けた知識及び技能を活用して自分の意見を言ったり、説明したりすることができない生徒が多い』や『習得した知識を相互に関連付けて、課題を解決することができない生徒が多い』といった意見が挙がりました。そこで、今年度、各教科等の指導において、『各教科・科目等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせて、自ら問いを見いだし探究する力を育成する。』を重点事項にしたいと思います。」と報告があった。職員会議終了後、教務主任からあなたに、「先ほどの重点事項に基づいて、どのように学習指導に取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と話があった。

問題 

 教務主任の発言を受けて、あなたならどのように学習指導に取り組んでいくか、志望する校種と教科等に即して、具体的な方策を二つ挙げ、それぞれ10行(350字)程度で述べなさい。その際、その方策を考える上での問題意識やまとめを明確に書き、全体で30行(1,050字)以内で述べなさい。ただし、26行(910字)を超えること

※ 引用 東京都教育委員会 令和元年度東京都公立学校教員採用候補者選考 第一次選考
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/static/kyoinsenko/saiyo_kako/data/h32/mondai36.pdf

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解答例

 私は、学習したことを十分に利用しながら、普段の授業から様々な視点で勉
強をすることにより、各教科・科目等の特質に応じた「見方・考え方」を働か
せて、自ら問いを見いだし探究する力を生徒に育成する。
1 既習内容を思い出させ、自分の言葉で勉強した内容を説明させる。
 人は忘れる生き物であるが、何度も思い出すことで記憶を定着させることが
できる。学習したことを忘れても、何回も反復練習をして定着させることが大
事である。英語の授業の中で発音や音読を繰り返し行うことで、生徒の口から
自然と英語が出るようになった。
 そこでまず、文法項目をパタンプラクティスや虫食い問題などを使って様々
な方法で文章の導入を行う。文法が定着し始めたところで、周りの友達などに
文法の仕組みを説明するアクティビティを行う。「人に説明するためには自分
が理解していないとできない」ということを理解させて、学習した内容を思い
出し、友達に説明させる。教えた生徒はアウトプットをすることにより勉強の
理解を深め、教えられた生徒は、質問をしながら疑問点を減らし、クラス全体
として自分の意見を言ったり、説明したりする力を養う。
2 既習事項を正答できる問題に取り組ませ、ひらめく楽しさを学習させる。
 人は何に対しても知的好奇心を持つものである。新しい発見や気づきをした
とき、自然とワクワクしたり、胸が高鳴ったりする。この経験を授業でも引き
出すことで、主体的に新しい課題に取り組むようにさせる。
 気づきを促すため、生徒が自分で理解できそうな例を提示する。英語の文法
の多くには規則性がある。規則性のある例文をいくつも示すことにより、なぜ
そのような文章になったのかを理解させる。今まで学習した考え方を使うこと
により、法則などを発見できるようにする。生徒主体で理解させることで、勉
強や発見の楽しさを教え込む。加えて、新しい発見をするにはもともとの知識
があることが必要ということも分からせ、既習事項と新しい学習内容の知識の
結合を意識させる。勉強は、すればするほど楽しくなるし理解できるようにな
るということをきっかけに、自ら問いを見いだし探究する力を育成する。
 私は、学習の基礎を作る知識と、視点を変えることの融合により、生徒が自
ら問いを見いだし研究する力を育成するために、粘り強く取り組んでいく。

総括 

 これが完成した論文です。よく書けていて、教員採用試験合格レベルの論文になっています。

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