東京都教採 平成31年度一般選考 1次試験論文A問題及び解答例 1回目

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記事概要 私Garudaが書いた、平成31年(令和元年)度の東京都公立学校教員採用試験の一般選考A問題の論文です。

問題

A 次の記述を読み、下の問題について、論述しなさい。
 年度初めの職員会議で、教務主任から、「昨年度末に行われた教科主任会で、複数の教科主任から『身に付けた知識及び技能を活用して自分の意見を言ったり、説明したりすることができない生徒が多い』や『習得した知識を相互に関連付けて、課題を解決することができない生徒が多い』といった意見が挙がりました。そこで、今年度、各教科等の指導において、『各教科・科目等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせて、自ら問いを見いだし探究する力を育成する。』を重点事項にしたいと思います。」と報告があった。職員会議終了後、教務主任からあなたに、「先ほどの重点事項に基づいて、どのように学習指導に取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と話があった。

問題 

 教務主任の発言を受けて、あなたならどのように学習指導に取り組んでいくか、志望する校種と教科等に即して、具体的な方策を二つ挙げ、それぞれ10行(350字)程度で述べなさい。その際、その方策を考える上での問題意識やまとめを明確に書き、全体で30行(1,050字)以内で述べなさい。ただし、26行(910字)を超えること

※ 引用 東京都教育委員会 令和元年度東京都公立学校教員採用候補者選考 第一次選考
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/static/kyoinsenko/saiyo_kako/data/h32/mondai36.pdf

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解答例

 私は、学習したことを十分に利用しながら、普段の授業から様々な視点で勉強をすることにより、各教科・科目等の特質に応じた「見方・考え方」を働かせて、自ら問いを見いだし探究する力を育成する。

 1 今まで勉強したことを思い出させ、自分で勉強した内容を説明させる。

 人は忘れる生き物であり、何度も思い出すことで記憶を定着させることができる。学習したことを忘れても、何回も反復練習をして定着させることが大事である。英語の授業の中で発音や音読を繰り返し行うことで、生徒の口から自然と英語が出るようになった。

 そこでまず、文法項目をパタンプラクティスや虫食い問題などを使って様々な方法で文章の導入を行う。文法が定着し始めたところで、周りの友達などに文法の仕組みを説明するアクティビティを行う。「人に説明するためには自分が理解していないとできない」ということを理解させて、学習した内容を思い出し、友達に説明させる。教えた生徒はアウトプットをすることにより勉強の理解を深め、教えられた生徒は、質問をしながら疑問点を減らし、クラス全体としても勉強のモチベーションを高めさせる。

 2 既習事項を使い解けるようになる問題に取り組ませ、ひらめくことの楽しさを学ばせる。

 人は何に対しても知的好奇心を持つものである。新しい発見や気づきをしたとき、自然とワクワクしたり、胸が高鳴ったりする。この経験を授業でも引き出すことで、主体的に新しい課題に取り組むようにさせる。

 気づきを促すため、生徒が自分で理解できそうな例を提示する。英語の文法の多くには規則性がある。規則性のある例文をいくつも示すことにより、なぜそのような文章になったのかを理解させる。今まで学習した考え方を使うことにより、法則などを発見できるようにする。生徒主体で理解させることで、勉強や発見の楽しさを教え込む。加えて、新しい発見をするにはもともとの知識があることが必要ということも分からせ、既習事項と新しい学習内容の知識の結合を意識させる。勉強は、すればするほど楽しくなるし理解できるようになるということを納得させる。

 上記のことを実現させることは、教員としての経験が少ない私にはかなり難しいことであろう。私は、学習の基礎を作る知識と、視点を変えることの融合により、生徒が自ら問いを見いだし研究する力を育成するために、しぶとく取り組んでいく。

計987字

総括

 この論文は、10点満点中6or7点くらいです。我ながら論文をうまく書けていると感じましたが、並レベルの質でした。頑張ります。

この論文の校正はこちら

東京都教採 平成31年度一般選考 1次試験論文A問題及び解答例 校正1回目
記事概要 私Garudaが書いた、平成31年(令和元年)度の東京都公立学校教員採用試験の、一般選考A問題の論文の校正です。私Garudaが書いた、元の論文はこちら問題A 次の記述を読み、下の問題について、論述しなさい。 年度初めの職員会議で...

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