記事概要 現在、日本の学校の多くにスクールカウンセラーが配置されていますが、それによる弊害について解説していきます。結論は、児童生徒がスクールカウンセラーに助けられることもあるけど、そもそも公立学校教員は的確に児童生徒を観察していて、子どものケアを十分にしているよってことです。
スクールカウンセラーの仕事
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子どもの話はあてにならない
高校生くらいであればともかく、小中学生の言っていることの8割はあてにならないものです。心理的な補助が欲しい、大人の後ろ盾が欲しいような児童生徒から、スクールカウンセラーが話を聞いた場合、聞いた内容の9割が嘘(作り話)ということもよくあります。話を鵜呑みにし、カウンセラーが実態を教員に問い詰めたところ、事実とはかけ離れ、話が全くかみ合わないなんてことはよくある話です。
子どもには、「客観的に物事を判断する」能力が著しく欠けていることがあります。子どもの主観だけで語られた内容を鵜呑みにすると、実態とは異なる、また、真相が全くつかめないということは、学校では日常茶飯事です。
とは言うものの、子どものみならず大人の中にも「客観的に物事を判断する」能力が皆無な人がいます。これが俗にいう、モンスターペアレントというやつです。
余談ですが、子どもの言っていることの8割はあてにならないということから、「いじめ」の問題も多発しています。「いじめ」の定義が異常な時代になっているという問題も関係しています。「いじめだと思ったらいじめ」というなんでも「いじめ」に分類されてしまう問題についてはこちらをどうぞ。
いじめの定義と例 どこまでがいじめ、どこからがいじめ 【教員が思っている公には言えないこと】
「いじめは悪」は子どものため、社会のためなのか
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ほとんどの教員は真面目に働いている
スクールカウンセラーによる児童生徒へのカウンセリング活動の後に、教員の指導を懐疑的に見るスクールカウンセラーがいます。しかし、私立学校はともかく、公立小中高校の教員は十中八九、真面目に指導していますし児童生徒をよく観察しています。ほとんどの場合、スクールカウンセラーよりも児童生徒をよく観察しています。しかし残念ながら、学校教員の全員がきちんと生徒のケアをしていると言い難いことは事実でもあります。
スクールカウンセラーが児童生徒に気をかけることは非常に大事なことです。しかし、スクールカウンセラーの中には、極端に「児童生徒のために尽くそう」と考えるカウンセラーが一定数いますが、そのような偏狭な考え方は、多くの場合、余計な問題を引き起こすことにつながります。子どもファーストの考え方になりやすいのもわからなくもないことですが、「スクールカウンセラーにはもっと教員を信頼してほしい」と、多くの公立学校教員は思っています。
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