記事概要 東京都の公立学校教員採用試験の、２次試験の個人面接で使用する面接票の各項目の書き方を説明します。東京都教員採用試験の面接票を見ながら確認してください。
私が東京都の教員採用試験を受けた時、面接票の項目の受験教科の領域や分野について、前回記事のように書きましたが、今改めて考えるともっと実用的な内容が好ましいです。（植民地文学とか授業で使えないだろ）って話です。専門性が高い場合が多いので、項目⑪に関して質問されることはあまりないですが、実際に学校でも生かせそうな内容を考えていきましょう。
面接票の書き方４ 項目⑩はこちら
面接票の書き方５ 項目⑪ その１（前回記事）はこちら
面接票の書き方１ 項目⑪ その１の修正
今改めて、項目⑪の受験教科の領域や分野に書く内容を考えると、私Garudaは
生徒が主役になる場を設ける
生徒が中心の授業を行うことで、生徒が主体的に英語を学ぶという意識を持たせる。
授業を通して成長を感じさせ、達成感を味わわせる。
音読のスピードを記録させ、音読練習により効果が出ることを理解させる。
と書きます。イギリス文学や植民地文学よりは、面接官の興味を引く内容になっていると思っています。
面接時の質問と対策
「受験教科等の領域や分野」について予想される質問と答えを用意します。
注 Q＝面接官からの質問 A＝私Garudaの解答
生徒が主役になる場を設けることに関する質問の予想と返答
Q 生徒が主役になる場を設けるとありますが、どんなことを行いますか。
A はい、英単語の復習のときに生徒に発音させ、発音を聞いて他の生徒がリピートします。
Q それでは教員がいる意味がなくなってしまうのではないですか。
A はい、生徒が主役になる時間も設けますが、授業のコントロールはあくまで教員が行います。
Q 授業の中で適時に場を設けるということですか。
A はい、そうです。
Q 生徒が主役になる場を設ける際に、どのような点に気をつけますか。
A はい、発音に自身のある生徒が教員の代わりに発音をする時に発音を間違えることがあります。その際には、決して間違いを咎めることをせず、一緒に直していこうという姿勢で発音の訂正を行います。
Q 生徒が主体になる場を設けることにより、どのような効果が期待できますか。
A はい、生徒が主役をすることで、生徒に自信がつきます。
授業を通して成長を感じさせ、達成感を味わわせるに関する質問の予想と返答
Q 音読のスピードを記録させ音読練習により効果が出ることを理解させるとありますが、どのように音読練習を行っていくのか、具体的に教えてください。
A はい、授業の始まりの挨拶後すぐに教科書の音読をし、読み終わるまでにかかった時間を記録させます。その後、授業中に何度も同じ部分を音読させ、授業終了時にもう一度音読し、時間の記録を取ります。
Q 初めて教科書を読む時にもできるのですか。
A はい、初めて教科書を読む場合には、先に本文に出てくる単語の確認を行ってから音読をします。
Q そのやり方で効果が出ない生徒がいたら、どのように対応しますか。
A はい、授業外で生徒を呼び、何が原因で音読のスピードが早くならないのかを確認します。
Q 生徒が教科書の音読をする意欲がない場合はどうしますか。
A はい、アウトプットの大事さを伝え、音読を行うメリットを教えます。
総括
「受験教科等の領域や分野」についての質問を考える際には、教科の専門用語をできるだけ使わないように気をましょう。質問をする面接官が教えていた教科が、受験生の受験している教科であるということは、あまりありません。面接官に教科の専門用語が伝わらない、ということを常に想定しておきましょう。面接中に受験教科の専門用語を使う場合には、その用語をわかりやすく説明できるようにしておくのが吉です。
質問されることはめったにありませんが、対策は十分にしておきましょう。
面接票の書き方７ 項目⑪ その２はこちら
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