私立学校に行った際の内情の探り方 【学校教員視点での私立中学校判断基準】

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記事概要 教員の視点での、東京都内の私立中学校の評価基準を解説します。この記事が、私立中学校を受験する児童や保護者、私立学校に勤めようと思う人の参考になれば幸いです。今回は、私立中学校の見学会や説明会に行った際の、学校経営状況の探り方(と私立学校教員との会話を通じての学校評価の仕方)について解説していきます。                           
偏差値が低い私立学校の英語教育の実態(前回記事)はこちら

偏差値が低い私立学校の英語教育の実態 【学校教員視点での私立中学校評価基準】
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誰に探りを入れるべきか

 探りを入れるといっても、内情を答えてくれないような教員に質問しても時間の無駄です。学校説明会で探りを入れる相手選びは非常に大事です。学校を評価するために探りを入れる相手は「若手の教員」にしましょう。とはいえ、見た目で年齢を判断するのは難しいかもしれません。学校説明会や学校見学会で、自分がどうふるまえばいいかわかっていない、仕事がなくてとりあえず時間がたつのを待っている、おどおどしている様子の、若そうな教員に自然に近づいて質問してみるとよいでしょう。本音や内情、不満や改善点をポロっと出す可能性が高いものです。ちなみに、若手の教員が答えられないような難しい質問ですと、他のベテラン教員が呼ばれ、若い教員に直接質問できなくなる可能性が高いので気を付けましょう。加えて、複数の若手教員に探りを入れれば、信ぴょう性もより高まるでしょう。

内情を探るための質問

「同期って何人くらいいますか」

 教員募集に関する記事でも書きましたが、多くの教員を募集している私立学校というのは、大半は評判が悪い学校です。人の出入りが激しい理由は、学校の居心地が悪いからです。そこで、若手の教員に「同期は何人いるか」聞いてみましょう。在職1年目の教員であれば、やめた同期もそれほどいないでしょうし、すぐに答えられるはずです。在職2年目以上のような教員には、在職する同期の人数を知ったうえで、「同期でやめっちゃった人もいるんですか」と聞いてみましょう。年度の合計採用人数を知ることで、教員の定着率が確認できます。
私立学校の教員の在籍年数=学校の評判に関してはこちら

私立学校教員の在籍年数=学校の評判 【学校教員視点での私立中学校評価基準】
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「もしかして卒業生ですか」

 私立中高一貫校で、大学出たての卒業生を採用する学校は、教員の扱いが荒い学校かもしれません。私立中高一貫校の生徒は独自の校則の下で育っているので、一般的な学校の常識や感覚を知らない可能性が高いものです。特に男子校や女子校の卒業生ではなおのことでしょう。私立中高一貫校の卒業生を社会人1年目で採用すると、その教員は他の学校との比較ができないため、「教員の仕事はこんなものか」とどんなヘビーな仕事も疑問なく引き受けてしまいます。そのような学校は、仕事量に不満を持たない教員が多い、つまり「ブラックな学校」である可能性があります。

 幼稚舎から大学まで一貫してある学校では、正に社会のことを何も知らずに教員になっている可能性もあります。そうなると、保護者や子どもの正当な意見が通らないというようなことも出てくるでしょう。私立学校に不条理を感じる機会が多くなるかもしれません。

 卒業生である教員の多い学校では、世間の常識が通用しない可能性や危険性があります。母校に対して愛があることは結構ですが、常識のない集団になっていくのは、組織にとっても子どもにとっても喜ばしくないでしょう。ある意味これが、教員は社会の常識を知らないといわれるゆえんかもしれません。

「あなたは来年この学校にいる予定ですか」 

 若手の教員を相手に学校についての探りを入れながら、その教員を褒めて本音を引き出してみましょう。「えー、あなたみたいな先生にうちの子を指導してもらいたいわー。あなたは来年いますか」というような感じで何気なく質問してみましょう。『なんでそんな質問をするんだ』と思われる可能性のある、リスクの高い質問ですので、聞きたいことを聞き終わった最後にカジュアルに聞くとよいでしょう。

 「あなたは来年この学校にいますか」という質問に対して、目の前の教員が少しでも口ごもったり、返答に苦笑いしたりするのであれば、その学校は「アウト」です。間違いなくその若手の教員は来年いません。もちろん、嘘を言う可能性もあるので注意して反応を見ましょう。一方で、「もちろん」みたいな返答がくれば、その学校は評判がいい学校かもしれません。いずれにせよ、上記のリンクにもありますが、若手の教員が定着しない学校は評判が悪い学校です。
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学校見学に行った際の生徒指導の評価 【学校教員視点での私立中学校判断基準】
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