記事概要 私Garudaが書いた、平成29年度の東京都公立学校教員採用試験の一般選考論文B問題の論文です。論文の対策をし始め、1か月程度たったときの論文です。
問題文
次の記述を読み、下の問題について、論述しなさい。
あなたは、生活指導・保健指導部に所属している。年度初めの生活指導・保健指導部会で、生活指導主任から、「昨年度、各委員会活動において行った生徒対象のアンケートの、『自らの役割を責任をもって果たすことができた。』の項目で、『できなかった』の回答が多くありました。また、委員会活動の担当教員からも、自らの果たす役割は何かということを自覚していない生徒が多いという報告を受けています。そこで、今年度、生活指導・保健指導部として、『自らの役割を責任をもって果たすことができる力を育む。』を重点事項にしたいと思います。」と報告があった。部会終了後、生活指導主任からあなたに、「先ほどの重点事項に基づいて、生活指導・保健指導部の一員として、どのように指導に取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と話があった。問題
生活指導主任の発言を受けて、あなたならどのように児童・生徒の指導に取り組んでいくか、志望する校種に即して、具体的な方策を二つ挙げ、それぞれ10行(350字)程度で述べなさい。また、その方策を考える上での問題意識やまとめなどを含めて、全体で30行(1,050字)以内で述べなさい。ただし、26行(910字)を超えること。
※ 引用 東京都教育委員会ホームページ
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/static/kyoinsenko/saiyo_kako/data/h30/mondai33.pdf
解答例
私は進学塾のアルバイト教師として、小学生から高校生まで様々な生徒を指導してきた。教えることがないほど優秀な生徒がいれば、目を離した瞬間に寝てしまうような生徒もいた。また、部活動の指導の一助になればと考え、中学生にバスケットボールを教えてきた。子どもたちと関わることを通じて、教えるということの難しさを学んだ。十人十色な子どもたちを見てきた中で私は、自らの役割を責任をもって果たすことができる力を育むために、授業を通じて役割を果たすことの大事さと、部活動などで責任感を養う。
1 英語の授業により自らの役割を責任をもって果たすことができる力を育む。
生徒は皆、勉強ができるようになりたいと思っている。私の展開する英語の授業では、授業を真剣に聞き、生徒自身の役割に徹することで、自身の学力と役割を責任をもって果たすちからを育むことができる。
そこで英語の授業中、ペアワークでパートナーと話す機会を増やす。本文の音読をペアワークで行うときは、それぞれが役割を果たさないと成立しない。英語のペアワークで役割を果たす大事さを養う。また、英語での少数グループディスカッションを行い、リーダー、書記、発表者など役割を分け、授業の最後でそれぞれの意見を発表させる。おのおのの役割を果たすことで、質の高い授業を展開しながら役割の責任を果たさせる。
これらの授業実践を行うことで、役割を責任もって果たすことができる力を育む。
2 部活動を行う中で自らの役割を責任をもって果たすことができる力を育む。
生徒は皆、部活動に限らず、物事を成功させたいと考えている。私が指導してきたバスケットボールでは、役割に徹することが成功、いわゆる勝利につながる。
そこで、部活動の中で役割を決め、物事を精巧に導く。スポーツに関することだけではなく、部活動を行うためにキャプテンや部長、掃除長など役割を決め、活動を円滑に進めていく。また、スポーツではポジションごとに役割や要求されるものが異なる。役割や要求に応えることで成功に導き、好循環を生み出す。
一人一人が責任を持って役割を果たすことが事物を好転させていくのに必要であるということを教える。
塾での学習指導でも、直面する課題の解決は容易ではなかった。そこで私は、学校という組織の一員として、学校長の学校経営方針に則り、生徒が自らの役割を責任をもって果たすことができる力を育む指導に全力を尽くしていく。
総括
この論文は、10点満点で5か6点です。論文のベースはできていますが、まだ論点がずれています。「東京都教員採用試験の論文対策を初めて1か月くらい経つと、これくらいのレベルの論文になる」という感じで見てください。
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