記事概要 私Garudaの経験をもとに、東京都の公立学校の教員の月給と時給に換算して説明します。
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1年目の東京都の公立学校教員の給料
私Garudaは2018年4月から、新卒で東京都の公立中学校の教員として勤務しました。当時の給料は額面で約225.000円。そこから税金や社会保険料などもろもろで約25.000円が引かれ、手取りは20万円を切るくらいでした。しかし、新卒の2年目のからは、控除額が35.000円くらいに増え、2年目の教員としての月給は約185.000円になりました。
ほとんどの現職教員は、4年制大学を卒業して学校で働き始めます。新卒1年目の社会人としては、給料は平均よりも若干多いかもしれません。ちなみに、公立学校の教員として働く限り、幼稚園・小学校・中学校・高校と校種がなんであろうと、給与に差はありません。
勤務時間に対しての給与
公立学校の勤務時間は、8:15~16:45が一般的です。私が東京都の公立中学校の教員だったころは、8時前に出勤し、19時ごろに退勤していました。新卒1年目の教員の多くは、基本的に活動日の多い運動系の部活動担当になります。私Garudaは、出張でもない限り、平日は8時~19時まで学校にいました。「そんなのかわいそう」と思うかもしれませんが、公立中学校で働く1年目の教員はこんなもんです。3年目までの教員に人権はありません。これに耐えることができなければ、教員の仕事は続けられないと思いましょう。
さて私Garudaは、休憩時間という名の、あってないような給食と昼休みの時間を含め、毎日2時間半程度時間外労働をしていました。しかし、公立学校の教員は公務員なので、どれだけ残業をしても残業代は出ません。ゆえに、教員の時給を考えるのなら、残業代を計算する必要がありません。
公立学校教員だった私Garudaの換算時給
私の1か月の時間当たりの賃金を計算してみましょう。平日の勤務時間は10時間30分です。したがって
10.5時間×20日(4週間)=210時間。
200.000円(月給)÷210時間=950円/1時間。
となります。これはあくまで私の例であり、1年目の公立学校教師の月給の目安のようなものです。もっと少ない時間しか働かない先生もいれば、もっと労働時間が長い先生もいます。いずれにせよ、私は新任教員時代、月に210時間くらい働いていました。ちなみに、東京都では2021年10月1日から、法定最低賃金が1041円になりました。ゆえに時給換算すれば、教員の時給は法定最低賃金を下回ることになります。
これが教師の時給の実態です。先生の給料は高いと言えるでしょうか?
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