副校長の仕事の点から見た副校長・教頭評価基準4 【学校関係者評価基準】

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記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する際の、基準やバロメーターについて解説していきます。今回は、副校長及び教頭の資質及び評価基準について書いていきます。
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副校長の仕事の点から見た副校長・教頭評価基準3 【学校関係者評価基準】
記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する...
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机上が常に整理されているか

 副校長・教頭は、「教職員の担任」とも呼ばれますが、彼らの多くは職員室内の大きな黒板を背に、教員と対面するように座っています。机は校長室のものより大きく、電話やパソコンなどさまざまな物が置かれていますが、机の上に書類の山ができていたら、高ければ高いほどその学校の副校長・教頭の資質には問題があるでしょう。

 公立の小・中学校には、「交換便」と呼ばれる書類配送システムや郵便で、一日に一度、多種多様の文書や資料が届きます。宛て先は個人、組織とさまざまですので、効率よく書類をさばくことができないと、その山ができます。また、文部科学省、東京都教育委員会、区市町村教育委員会からの調査依頼や教員研修の案内などが、メールでパソコンに時々刻々送信されますので、打ち出しした文書を的確に処理しないと、これもまた山の原因になります。無論、締め切りがある書類が届くこともあるので、副校長・教頭の書類さばきが遅いと、他の教員が困ってしまうような状況も出てきます。重要書類なのに提出期限がやたらと短いような書類が教員に届くようなら、その副校長・教頭は全然役に立たない人材でしょう。副校長・教頭の事務処理能力と、かれらの机上の状態には、相関関係があることが多いです。

机とにらめっこしていないか

 副校長・教頭の職務の第一は、校長の補佐ですが、実際は、各種調査への回答、文書の作成および管理が過半数を占めています。したがって、自席にいることが多く、パソコンの画面に見入ったり、机上で文書を書いたりする時間が長くなりがちです。結果として顔を上げたり、周囲を見回したりすることができず、「いつも机とにらめっこしている」副校長(教頭)と陰で呼ばれる人もいます。

 しかし、副校長職・教頭職がどんなに忙しくても、その忙しさは表に出さず、また、報告書や文書の作成は午前中に済ませ、午後には施設点検を兼ねて校内を巡視する副校長・教頭は、高い評価に値するでしょう。

 「忙しい、忙しい」を口にする副校長・教頭は、要領が悪いだけかもしれません。緊急を要する仕事にすぐに対応できるよう、早めに処理できる仕事を日々済ませておくことが、良い副校長・教頭の資質です。
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副校長の人間性と仕事の点から見た副校長・教頭評価基準5 【学校関係者評価基準】
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