社会科教員の判断・評価基準

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記事概要 保護者や生徒や若手の教員が、身近な教員の資質を容易に測るための評価基準を書いていきます。「この教員は大丈夫なのか」「この教員の指導力は十分なのか」という懐疑心や猜疑心が生まれたとき、信頼に値する教員であるか否かを測る参考にしてください。今回は、社会科教員の資質及び評価基準について書いていきます。

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基準1 地理に関し、最新情報の収集に努めているか

 中学校の社会科では、地理と歴史と公民を学習します。その中で、情報の更新が著しいのが地理の分野です。例えば、我が国が承認する最新の独立国を知っていますか。それは、「ニウエ」という太平洋上の島国です。

 教科書に載っているか、生徒に学ばせる学習内容であるかの問題ではなく、社会科の教員に関しては、最新の情報に敏感であるか、最新の情報を素早く手にする手段をもっているかなどが重要です。インターネットが普及した今、誰もがさまざまなデータを集めることが可能になりました。農作物の産地や収穫高の変化も容易に検索することができます。

 重要なことは、正確な情報を生徒に分かりやすく提供できるか否かです。『日本国勢図会』や『国連統計』などを活用したり、「お気に入り」が整理され、必要な映像を瞬時に紹介したりの授業者だったら、社会科の教員としての資質を備えていることでしょう。

基準2 歴史に関し、素朴な疑問を尊重しているか

 歴史の学習は小学校でも行われ、歴史上の事件や事実は不変なことが多いため、歴史の授業は単調なものになりがちです。教科書で予習したり学習塾に通ったりする児童生徒にとっては、退屈な授業かもしれません。また、教科書をまとめることに執着する教員は、板書が完成すれば良しという授業に疑問を抱かない傾向があります。

 鎌倉時代に起こった文永・弘安の役(元寇)について、教科書と合戦詞をもとに、元軍と武士を対比する授業がありました。指名した生徒の発言から、元軍は軽装の歩兵、武士は鎧に騎馬、また、元軍は集団戦法で武士は単独で戦うとまとめていましたが、知識を単に羅列するだけの授業でした。

 一方で、「てつはう」についての素朴な疑問を大切にした授業がありました。元軍が「てつはう」を使用したという発言に、「どうして元軍が使用したと分かるんですか」と質問した生徒がいました。その疑問を大切にした授業者は、「てつほう」の使用に関するグループ学習に取り組ませました。こうした臨機応変な展開ができるようであれば、社会科の教員としての十分な資質を備えていることでしょう。
                 

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