学校教諭及び教諭の判断・評価基準2 【学校関係者評価基準】

スポンサーリンク

記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する際の、基準やバロメーターについて解説していきます。今回は、教諭の資質及び評価基準について書いていきます。
前回記事はこちら

学校教諭及び教諭の判断・評価基準1 【学校関係者評価基準】
記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する...
スポンサーリンク

教員としての自信があるか

 単純な話ですが、教員としての自信と指導力は直結します。たとえ確かな根拠や肩書や経歴がなくとも、教員として生徒にわかりやすく指導する自信がある、生徒に指導が評価されているという自覚がある教員は、教員としての資質も間違いなく伸びていきます。
 これについてはこちら

人生を変える「勘違いさせる力」の魔法 【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているposted with ヨメレバふろむだ ダイヤモンド社 2018年08月10日頃 楽天ブックス楽天koboAmazonKi...

授業を誰にでも見せられるか

 指導に自信があるかを判断するには、「授業を誰にでも見せられるか」「人に見られて恥ずかしくない授業をしているか」が明確な基準になります。要するに、「授業を見学させてほしい」と言われたときに、「ぜひ見てみてください」というような肯定的な態度をとれるか、「自信がないからできれば見学してほしくない」と否定的な態度をとるのか否かで、教員の評価が分かれます。教育の効果は短時間で出るものではありません。指導者が数学の天才であっても、1時間で生徒全員に数学オリンピックの問題を完全に解答させるのはまず無理でしょう。日々の授業の積み重ねで生徒の学力が身につくからこそ、誰に見学されても恥じない授業を行っているかが、教員を評価する1つの観点になるでしょう。
教員と授業の自信についてはこちら

人に見せられない授業 【行ってはいけない私立中学校の特徴】
記事概要 教員の視点での、東京都内の私立中学校の評価基準を解説します。この記事が、私立中学校を受験する児童や保護者、私立学校に勤めようと思う人の参考になれば幸いです。今回は、私立中学校の見学会や説明会に行った際の、生徒指導の実態と学校の教員...

自信がない教員は能力も低い可能性が高い

 自信をもって指導する教員に教わる生徒は、教員のいうことを素直に聞き入れることでしょう。前回の記事でも触れていますが、自信がない教員は教科指導に必要とされる知識が不十分な様子が多くみられますし、そのような教員の自信の無さは、生徒に気づかれることもあります。

 例えば、国語の教員が漢字の書き順を何度も誤れば、『何だか頼りないな』と生徒は思うでしょう。また、『この先生は本当に国語を教えるほどの知識と技能があるのか』と心配になるのではないでしょうか。

 つまるところ、教科指導に自信をつけるには、教員自身が勉強するのが最善手ですが、公立学校教員には、何かにつけて努力を嫌う教員もいます。教科指導に自信がないことをそのままにしていないか、自身の授業に自信がもてるように努力をしているのかが、教員を判断する一つの指標になるでしょう。一方で、中堅やベテランの域に入っているような教員が自身の教科指導に自信がなければ、向上心もなく、なんとなく学校にいるだけで、評価に値しない教員である可能性が高いでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました