記事概要 東京都の公立学校の教員採用試験(教員採用候補者選考)の1次試験には、小論文の課題があります。この論作文を、昨今注目を集めているChatGPTに書かせてみたらどうなったかという記事です。
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問題
A 次の記述を読み、下の問題について、論述しなさい。なお、志望する校種等に即して 記述中の「生徒」は、「児童」と置き換えること。
年度初めの職員会議で、教務主任から、「昨年度に実施した生徒アンケートで、進度が自分に合っていないと回答した生徒が少なくありませんでした。」と報告があった。また、複数の教科主任からは、「自分に合った勉強方法を見付けられていない生徒が多いですね。」や「生徒の特性を十分理解した指導を行う必要がありますね。」という意見もあった。
最後に、教務主任から、今年度の各教科等の指導における重点事項の一つとして、「個に応じた指導の充実を図る」が示された。
職員会議終了後、教務主任からあなたに、「先ほどの重点事項に基づいて、どのように学習指導に取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と話があった。問題
この事例の学校において、あなたはどのように学習指導に取り組んでいくか、志望する校種と教科等に即して、課題を明確にした上で、具体的な方策を二つ挙げ、それぞれ10行(350 字)程度で述べなさい。また、まとめを含め、全体で30行(1,050字)以内で論述しなさい。ただし、26行(910字)を超えること。
※ 引用 東京都教育委員会 令和4年度東京都公立学校教員採用候補者選考 第一次選考https://www.kyoinsaiyopr.metro.tokyo.lg.jp/recruit/data/exam/r4/mondai35.pdf
ChatGPTの解答例
本校において、昨年度の生徒アンケートによって進度が自分に合っていないと感じる生徒が多かったこと、また、複数の教科主任から自分に合った勉強方法を見つけられていない生徒が多いとの指摘があったことから、生徒一人ひとりの特性やニーズに合わせた個別指導が必要であることが明らかになりました。
一つ目の方策としては、生徒の学習スタイルに合わせた授業を行うことです。学習スタイルは、聴覚的、視覚的、体感的などがあります。これらのスタイルに応じた授業を行うことで、生徒は自分に合った学習方法を身に付けることができます。例えば、聴覚的な生徒には、音声での説明を多く行うことで、効率的に学習を進めることができます。視覚的な生徒には、図表やグラフを用いた授業を行うことで、理解しやすくなるでしょう。また、体感的な生徒には、実験や実習を取り入れることで、より深い理解を促すことができます。このように、生徒の学習スタイルに合わせた授業を行うことで、生徒の学習効果を高めることができます。
二つ目の方策としては、生徒の学習状況を把握することです。教師は、生徒一人ひとりの学習状況を把握することで、生徒の理解度合いや課題に直接アプローチできます。そのため、授業中に教師が生徒の発言や質問に積極的に対応することが必要です。また、生徒の学習状況を把握するために、定期的なアンケート調査や個別面談を行うことも有効です。また、生徒が自分に合った勉強方法を見つけられていないという問題もあります。このことから、生徒の学習スタイルに合わせた指導が求められています。例えば、視覚的な学習スタイルを持つ生徒には、図表やイラストを多用した教材を提供することが重要です。また、音声的な学習スタイルを持つ生徒には、音声教材を活用するなど、個別に応じた指導が必要とされます。
以上の2つの方策を実践することで、教員は生徒に合わせた指導を行い、生徒がより効果的に学べる環境を整えることができます。このように、個に応じた指導を充実させることは、生徒の学習効果を高める上で非常に重要なことであり、教員として取り組むべき課題であると考えます。
計887字
総括
字数が足りていない、変な日本語があるなど、改善しなければならない箇所はいくつかありますが、このクオリティの論文を2分もかからず作成できるというのは、やはりChatGPTはすごいと言わざるを得ないでしょう。
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