江戸川区の教育事情……小松菜・朝顔・金魚の一大産地

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 荒川(放水路)と江戸川(旧江戸川)に挟まれ、東京湾に面する江戸川区。古くは大部分が湿地帯でしたが、江戸時代の埋め立てで新田開発が進みました。その後も埋め立ては進み、総面積は23区の第4位となり、人口は70万人を超えました。葛飾区に接する小岩地区から東京湾に臨む葛西臨海公園まで南北に長い江戸川区ですが、洪水による大きな被害を何度も受けてきました。

 治水事業は進みましたが、低地が多く、公共施設や学校に設置された洪水予想水位盤を見ると、堤防が決壊した場合の惨状が想像されます。小松菜の生産が盛んなことは有名ですが、台東区下谷の朝顔市で販売される鉢の大部分が江戸川区産でしたり、金魚の日本三大産地だったことでも知られています。

 さて、昭和22年の新制中学発足時に、江戸川区では小松川一中から小岩三中まで12校が開設されましたが、新たな埋め立てや鉄道の新設などで人口が急増し、昭和62年に清新二中が誕生して現在の33校体制となりました。これまで統廃合は行われませんでしたが、令和5年に小松川一中と小松川三中の統合が予定されています。

 小松川地区の三校を除き、いわゆる「元気な生徒」が目立つ学校がかつて幾つかありましたが、今はどの学校でも落ち着いた教育活動が行われています。生徒の平均的な学力も向上し、清新地区や西葛西地区の学校は都内でも上位に位置していると言われています。

 教育委員会による学力向上策として、平成24年度からは区独自の読書ノートを用いる「読書科」が始まり、平成30年からは朝読書を含め、年間で35時間に拡大されました。また、令和になり、民間に委託した放課後の補習教室が毎日行われていますが、どのような結果となるでしょうか。

 なお、江戸川区では学校選択制が実施され、令和3年度に向けては、小松川二中・松江一中・松江五中・葛西三中・西葛西中・鹿骨中の6校が抽選対象校でした。

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