記事概要 東京都教員採用試験の2次試験で使用する、面接票と単元指導計画を書く際の注意点について説明します。
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あくまで面接官は、受験教科の教員ではない可能性が高い
面接官の多くは公立中・高校の校長や副校長が担っていますが、必ずしも受験する教科の教員だったとは限りません。東京都は以前、それぞれの教科の校長・副校長が面接を行うということをやったことがあります。しかし今は、面接官の教科はランダムということが多いです。もともと数学を指導していた管理職が、国語科の教員採用試験の面接官を務めることが往々にあるのです。ですので、面接官自身も専門以外の教科の用語がわからない、ということはよくあります。
専門教科ではない面接官に説明するためにも、指導計画に書いてある教科の専門用語はすべて的確に答えることができる、というくらいの気持ちで試験に臨みましょう。
提出する書類に書いてあることは全て暗記する
個人面接の際に面接官は、受験生が提出した面接票と単元指導計画及び学習指導案を見て、質問を行います。受験生の答えが、提出された書類に書いてあることと異なると、面接官は(受験生は虚偽の内容を書いているのではないか)と疑います。書類と発言の矛盾を避けるためにも、面接票と単元指導計画もしくは学習指導案に書いてあることは全て暗記しましょう。
提出書類の中でも特に忘れがちなのが、受験番号です。受験生が見落としがちな箇所ですので、「あなたの受験番号はなんですか。」と聞かれる可能性もあります。必ずチェックしておきましょう。
あくまで提出する書類の内容から質問をされるということ。書類から面接官の興味を引き、興味から出てきた質問に対してドンピシャの答えを出しましょう。
提出書類の確認
2次試験で提出する書類の確認を必ず行いましょう。書類の書き方などに対する規則を確認して不備がないか、用紙のサイズや枚数は正しいか、誤字脱字や話し言葉は正しいかのチェックも必ず行いましょう。誤字脱字で減点されるということは通常ないですが、言葉のミスはないようにしましょう。
必要な書類の枚数より多めに書類を持つ
これは個人面接の順番にもよりますが、面接票と単元指導計画は多めに持って行ったほうがいいです。受験会場に行くと、待合室で面接票と単元指導計画を回収されます。個人面接の順番が後半になると、受験生によっては最大2時間ほど個人面談まで待合室で待つことになります。個人面談のため待合室で待っている間は、面接表と単元指導計画の内容の最終確認を行うべきです。直前のチェックを行うためにも、提出書類は自分用に多めに持って行きましょう。
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