記事概要 東京都の公立学校教員採用試験の、2次試験の個人面接で使用する、面接票の書き方を説明します。今回は、面接票を書き始めるときの準備について説明します。東京都教員採用試験の面接票を見ながら確認してください。
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面接票を書き始める前に
個人面接の要点と個人面接の考え方
東京都教員採用試験の個人面談の最初10分では、受験生が提出した面接票の内容について、面接官が質問をします。教員採用試験合格のために受験生は、面接票の内容について質問されているときに、できる限り自分自身をアピールしなければなりません。しかしながら、身を乗り出して「自分が有能だ」というアピールをするよりも、「面接官が受験生の面接票を見て質問した内容に適切に答える」ほうがよりよいアピールになります。受験生の面接票の内容と応答により、面接官が受験生自身に興味をもつのが理想的です。
ですので、面接官から質問を引き出すような面接票を書きましょう。
面接票を書く前提
初めて面接票を書く際には、まず面接票をコピーしましょう。最初は、面接票のコピーにシャーペンなどで書き始めるべきです。コピーの面接票で内容の修正を繰り返し、これで完成という内容になったら、実際に面接票にコピーの内容をシャーペンで書いて、それを水性ペンで清書しましょう。実際の面接票に、水性ペン書きで書き損じをしてからでは遅いです。修正テープの使用など、言語道断です。しっかり準備をして、面接票を書き始めましょう。
言わずもがなではありますが、あまりにも汚い字は避けるべきです。字の綺麗さで合否が決まることはないですが、丁寧に字を書きましょう。字が汚い人は、ペン先の細いペンで清書するのがいいでしょう。
また、誤字脱字にも気を付けましょう。もちろん誰にも間違いはあるので、無意識のうちに誤った字を書いているときもあります。可能であれば、第三者に面接票の誤字脱字をチェックしてもらいましょう。
面接票の内容の考え方
面接票に何を書くべきかわからないときに最初に考えることは、「面接官に聞いてほしいこと(自分のアピールにつながること)を挙げてみる」ことです。受験生がいかに素晴らしい長所をもっていようとも、面接官に伝わらなければ話にならないです。まず、面接官に知ってほしいアピール内容を考えましょう。
個人面接の最初の10分では、面接票をもとに質問が行われていきますが、面接票に書いた内容が受験生に質問されないこともあります。面接票の中のアピール内容が、面接官の興味をそそらない場合もあります。ですので、面接官に質問されそうなこと(面接官が興味をもちそうなことで、自分のアピールにつながるネタ)を面接票にうまく仕込んでおくことが大事(このネタがある人はなかなかいないのですが)です。
加えて、面接票の内容から質問されそうなことをシミュレーションしておくことも大事です。無論、その質問に対するベストアンサーも用意しておきましょう。面接票と実際の個人面接の場面と質問内容を「逆算」しながら、面接票の内容を練っていきましょう。
総括
以上のことを念頭に置いて、面接票の各項目を書いていきましょう。
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面接官から質問されないこと
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