記事概要 東京都の公立学校教員採用試験の、２次試験の個人面接で使用する面接票の各項目の書き方を説明します。東京都教員採用試験の面接票を見ながら確認してください。今回は面接票の項目⑯の、子どもと接した経験とそこから学んだことについて述べてください、の面接対策について書きます。
面接票の書き方14項目⑯ 面接対策１はこちら
面接票項目⑯ 子どもと接した経験とそこから学んだことについて述べてください
私Garudaの面接票
私Garudaは教育実習を行ってから東京都の教員採用試験を受けたので、項目⑯には教育実習のことを書きました。教育実習を教員採用試験後に行う人は、子どもと接した経験を書かなければなりません。私が、子どもと接した経験とそこから学んだことを書くとすると、次のような内容を書きます。
- 特別支援学校の実習で、肢体不自由の子どもの手伝いをした。
- 子ども体験教室で空手を教えた。
- 児童館のスイカ割りのイベントの準備を手伝った。
- 町会の夏祭りの運営に着手した。
- 塾講師、家庭教師のバイトで子どもの受験勉強を手伝った。
- 夏休みの水泳講習で、平泳ぎの泳ぎ方を教えた。
の内容を書きます。
面接時の質問と対策
夏祭りの運営に着手したこともないですし、平泳ぎの泳ぎ方を教えたこともないですが、この内容をもとに、面接官から質問されそうなことと、その答えを用意します。
注 Q＝面接官からの質問 A＝私Garudaの解答
特別支援学校の実習について
Q 特別支援学校で実習を行ったようですが、どんなことをしましたか。
A はい、足の不自由な子どもの車いすを押しました。
Q 車いすを押すときに、何か気をつけたことはありますか。
A はい、車いすを押し始める前に、足を巻き込まないように気を付けました。
Q 実習を通じて何を学びましたか。
A はい、生徒一人一人に個性や特徴があり、個別に対応することが大事だということがわかりました。
Q 特別支援学校ではどのような個別対応をしましたか。
A はい、子どもそれぞれの性格を聞き、話をすることが好きな子には積極的に話しかけ、恥ずかしがりやな子どもには徐々に距離を詰めていきました。
町会の夏祭り運営について
Q 町会の夏祭りの運営に着手したとありますが、なぜ夏祭りの運営に着手しましたか。
A はい、私を育ててくれた地域に対してなにか恩返しができればと考え、お手伝いをさせていただきました。
Q 町会の夏祭りの運営では、どんなことをしましたか。
A はい、主に夏祭りの計画と会場設営、焼きそばの販売に携わりました。
Q 具体的に教えてください。
A 夏祭りの会場内のどこになんの露店を配置するかの会議に参加しました。加えて、夏祭り当日に焼きそばを作り、売り子として販売しました。
Q 夏祭りの運営に着手して、どのような成果が出ましたか。
A はい、少しですが前年度より焼きそばの売り上げが伸びました。
Q 夏祭りの運営に着手して、何を学びましたか。
A はい、地域にとって子どもは宝であること、子どもへの教育は教員だけが行うものではなく、地域の大人からも教育を受けるのだということを学びました。
塾講師の経験について
Q 塾講師の経験があるようですが、何年ほど塾講師を行っていましたか。
A はい、大学１年生から始めました。
Q なにか苦労した経験はありますか。
A はい、授業に向き合ってくれない子への対応に苦労しました。
Q どのように対応しましたか。
A はい、授業に向き合ってくれない子に対しては、子どもが興味をもちそうな題材を取り上げ、まず前を向いて座らせることを意識しました。
Q それだけで子どもは授業に向き合うようになったのですか。
A はい、かなり時間がかかりましたが、１年近くかけて繰り返しアプローチを続けることで、きちんと座って授業を聞くようになりました。
Q 生徒の学力をつけるために何か工夫したことはありますか。
A はい、テストの結果を何度も顧み、それぞれの子どもが苦手な部分はなんなのかを知り、個別のアドバイスを行いました。
総括
それぞれの項目において質問されそうなことを考えておいて、返答も準備しましょう。教育実習の内容と異なり、「教員としての仕事にどう役に立つのか」の答えを常に用意して、項目⑯を書きましょう。
面接票の書き方16 項目⑰はこちら
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