記事概要 私Garudaが書いた、平成28年度の東京都教員採用試験の一般選考論文A問題の論文の校正過程です。どのように論文を修正しているかを紹介します。
校正前の論文はこちら
問題文
次の記述を読み、下の問題について、論述しなさい。
年度初めの職員会議で、教務主任から、「昨年度、授業評価アンケートの 『授業は内容が分かりやすく、充実したものが多い。』の項目で『あてはまらない』という回答が多くありました。そこで、本年度、各教科の指導において、『個々の子供に応じたきめ細かい指導を充実させ、学習内容の定着を図る。』ことを重点事項にしてほしいと思います。」と報岳があった。 職員会議終了後、あなたは、副校長から、「先ほどの重点事項に基づいて、 指導の重点をどこに置き、どのように取り組んでいくか、具体的に考える必要 がありますね。」と指導を受けた。問題
副校長からの指導を受けて、あなたならどのように学習指導に取り組んでいくか、志望する校種と教科等に即して、具体的な方策を二つ挙げ、それを取り上げた理由とともに、それぞれ10行(350字)程度で述べ、まとめなどを含めて全体で30行(1050亭)以内で述べなさい。ただし、26行(910専)を超えること。
※ 引用 東京都教育委員会ホームページ
問題文を読んだうえで、論文に取り組む際の要点の確認
課題とされているのは、分かりやすい授業と充実した授業
問われているのは、指導の重点と具体的な取り組み
解答例
私は進学塾のアルバイト教師として、小学生から高校生まで様々な生徒を指導してきた。教えることがないほど優秀な生徒がいれば、目を離した瞬間に寝てしまうような生徒もいた。そして、子どもたちと関わることを通じて、教えるということの難しさを学んだ。私はこの経験を生かし、個々の子供に応じたきめ細かい指導を充実させ、学習内容の定着を図る。
1 生徒一人ひとりの理解度を確かめ、学習内容の定着を図る。(柱)
授業の理解度には、生徒一人ひとりで大きな差がある。同じ授業を行っても、十人十色であるがゆえに理解度は異なる。←全文の繰り返し 削除する
生徒一人一人の理解度を上げるために個々の子供に応じた指導を行う。生徒の授業の理解度を確認するために、定期テスト以外に授業内小テストを毎時間行う。 定期テスト以外に→前時を復習する
さらに、テストの結果を反省し、授業の理解度を上げるための自らの指導の工夫を行う。 反省→分析 自らの指導の工夫の「具体策を書く」
さらに、授業中に英語で答えさせる機会を増やし、生徒の授業の参加の意欲と理解度を把握する。←英語で答えさせることで、授業への意欲と理解度の把握できるか?
その際には、答えがあっているのか間違っているのかを気にすることなく、積極的に発言することが大事であるという授業の雰囲気を作り、正しい答えに導けるように指導する。 積極的に発言することが大事であるという授業の雰囲気→積極的に発言する雰囲気 答えがあっているのか間違っているのかは「文法がおかしい」
また、英語でのペアワークを増やし、わからないことをそのままにせず、生徒同士相談しあうことにより、わからないことを減らしていく。 生徒同士相談しあうことにより→授業中に相談するのか? わからないことを減らしていく←これを結論にしてしまうと、柱と異なってしまう
2 生徒が興味のあることを授業に入れ、きめ細かい指導を充実させる。←生徒が興味・関心を引く題材を
生徒はもちろん、人間は皆興味があることには積極的に耳を傾ける。実際に、塾での授業でも、興味のあるであろうことを指導で扱い、成績が上がったことがある。←興味・関心を高める指導で成績を向上させてきた。
授業の内容を充実させるために生徒の知的好奇心をそそる内容を採用し、指導を充実する。←私は、生徒の知的好奇心を刺激する、きめ細かい授業に努める。
授業を内容が分かりやすく、充実したものにするために新しい文構造の導入で、生徒が興味を持っていると思われるもの、ニュースやアニメのキャラクターなどを採用する。 授業を内容が分かりやすく、充実したものに→分かりやすく充実した授業とするために
また、ワークシートの活動でも、身近な存在のものを英語で生かす。←身近な英単語で取り組めるワークシートを準備する。
そのうえ、生徒の特長や個性を理解し、興味があるであろうことを英語で答えさせる。私自身、興味こそが成績を上げる最高のスパイスであると考えているので、その考えをもとに授業を行う。
塾での指導でも、直面する課題の解決は容易ではなかった。そこで私は、学校という組織の一員として、学校長の学校経営方針に則り、先輩教員に学び、同僚と協力して、個々の子供に応じたきめ細かい指導を充実させ、学習内容の定着を図る指導に全力を尽くしていく。
総括
修正しなければいけない箇所ばかりです。論文の修正箇所が多いと気が滅入りますが、最初はこんなものです。とにかく論文をたくさん書いて、第三者に論文を見てもらいましょう。
私Garudaが書いた論文が校正された理由の詳細はこちら
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