記事概要 私Garudaが、東京都教員採用試験の教職教養の問題を解いた感想をもとに、問題ごとの考察・分析を書いていきます。
教職教養問題の解き方と考察・分析
選択肢の問題を解く際は、「消去法で答えを選ぶ」ことができるようになると、正答率が安定してきます。「確実にこの選択肢が正解だ」という理由で答えを選ぶべきではありません。これだと、偶然正解しているということが起きてしまうからです。「答え以外の選択肢がなぜ間違っているのか」までわかると理解度が高まり、正答率が安定します。
問題のジャンル別の印象
学習指導要領
私Garudaにとって、学習指導要領に関する問題はかなり難しかったです。選択肢を見て消去法で解いてみようとしても、残りの選択肢2つがわからない、ということがよくありました。東京都教員採用試験の過去問を5年分くらい解くと、70%くらいで学習指導要領の問題を正解できるようになりました。
教育法規
教育法規は毎年、出題数が多いです。教育法規の問題の対策を行わないと、東京都の教員採用試験合格はかなり難しいです。しかし、教育法規は問題の範囲が広いので、要点をつかむためにも、東京都教員採用試験の過去問を繰り返し解いて、問題に慣れるといいでしょう。過去問を5年分くらい解くと、80%くらいで正解できるようになりました。
教育史・教育心理
東京都教員採用試験では毎年3問程度、教育史や教育心理の問題が出題されます。教育史・教育心理の問題は消去法がしやすい問題が多いので、知識が増えれば増えるほど消去法が簡単になってきます。ここの問題は絶対に落としてはいけませんし、得点が安定しやすい箇所です。コツを掴んで来ると、90%程度で正解できるようになります。しかし、近年問題が難しくなってきています。
東京都の教育
私Garudaにとって、非常に難しかった箇所です。私Garudaは、東京都の教育に関する問題はほとんど正解することができませんでした。東京都の教育について、出題されそうな箇所をまとめているものがなかったので、対策ができませんでした。どなたか東京の教育関係の問題の対策方法があれば、私Garudaに教えてください。私は(正解できたらラッキー)くらいに考えていたので、正直東京都の教育の問題については、諦めていました。
小中高校それぞれに関する問題
受験生の受ける校種(小中高校)により、それぞれの学校に関する問題を解きます。しっかり対策して過去問を4年分くらい解くと、8割程度で問題を正解することができるようになりました。
その他の問題
いじめ、虐待、体罰、教員免許、人権の問題は毎年1問出ている印象です。これらの問題は難しいわけではないので、安定して正解できるはずです。それ以外の問題は出たとこ勝負で頑張りましょう。
東京都教員採用試験の教職教養の問題全体の特徴
・すべて5択の問題です。 ・近年、問題数は計25問です。最後の2問は、受験する校種(小中高校)によって選ぶことができます。 ・問題のジャンルは、学習指導要領、教育法規、教育史、教育心理、東京都の教育、などに関する問題が出題されます。それ以外は、年度ごとに問題が変わる印象です。 ・近年、表やグラフから内容を読み取り、当てはまるものを選ぶ問題が出題されています。
総括
試験問題を分析することも大事ですが、東京都の教員採用試験の教職教養の対策には、過去問を解くしかないです。質も大事ですが、量もこなしましょう。
私Garudaが、教職教養対策で使用した参考書についてはこちら
教職教養対策に向けて知っておきたい年代別学習指導要領の流れはこちら
コメント