記事概要 教員免許状の中でも、コストパフォーマンスがよい免許について解説します。それぞれの教員免許のいいところを書いていきます。今回は、様々な点で補助や手当が厚い、特別支援学校教諭の免許について解説します。
前回記事はこちら
待遇がいい
特別支援学校および特別支援学級教諭は、指導対象の児童生徒が視覚、聴覚、知的等の障がいを持つということもあり、通常学級を指導する教員よりも、より専門性が求められる仕事であるとされています。そして、専門性ゆえに、給与も通常学級の教員よりも多少高めです。
加えて、特別支援学級では学級定員は８名、特別支援学校では障害が単独の児童生徒の学級定員は６名、障害が重複する児童生徒の学級定員は３名と、少なく設定されています。
ゆえに、教員にとっても、児童生徒一人ひとりをよく観察する余裕がうまれます。また、若手の教員としても、先輩教員から丁寧な指導を受けやすいでしょう。指導環境は非常に恵まれています。
特別支援の必要な生徒のお金のことについてはこちら
時間外労働時間が少ない
特別支援学校には、部活動などがない学校があります。ゆえに、平日に勤務時間外で部活動を指導することも土日に出勤するようなことも、通常学級で働く教員よりは少なくなります。完全に０ではないでしょうが、教員としては、時間外労働は少ないほうでしょう。
教員としての働き方の選択肢が増える
特別支援学校や特別支援学級で働くには、特別支援学校教諭の免許と校種ごとの免許が必要です。ゆえに、特別支援学校教諭の免許を持っていながら、特別支援学校や学級では働かないという選択ができます。公立学校の通常学級には、合理的な配慮の必要な児童生徒や特別な支援が必要な児童生徒は必ずいます。これらの児童生徒への適切な対応についての確かな知識があるということは、教員としての仕事にゆとりをもたせることでしょう。
特別支援学校教諭の免許を取得していれば、通常学級から特別支援学校または特別支援学級への異動には有利です。何しても、選択肢が多いに越したことはありません。特別支援学校教諭の免許を取得することに損はないでしょう。
この続きはこちら
コメント