記事概要 首都圏を中心に、私立中学校受験が盛んになっています。今回は公立学校と比較しながら、学習環境や経験といった私立中学校受験のメリットについて解説します。
私立及び国立、都道府県立中学校受験のメリット
私立学校の教育カリキュラムが独自
私立中学校は公立中学校とは異なり、独自の教育理念やカリキュラムを持っています。公立学校ではありえない独自の科目、学校によっては宗教に関する授業がカリキュラムに組み込まれていることがあります。そのため、自分の志向や目標に合った学校を選ぶことができます。また、学校の方針に沿った教育を受けることで、自分の人格や価値観を形成するのに役立ちます。特に、男女別学の学校で勉強したい、宗教教育を行っている学校に行きたいのであれば、私立中学校という選択肢はしかないでしょう。
最新の学習環境が整っている
私立中学校は、多くの公立中学校よりも資金が豊富です。ゆえに、公立中学校よりも多くの費用をかけて、最新の設備や教材を揃えています。そのため、先進的な学習方法や最新の機器を用いて学習することができます。また、多様な選択科目や部活動など、自分の興味や才能を伸ばす機会も豊富です。
先生の異動が少ない
私立中学校は、公立中学校とは異なり、先生の異動がほとんどありません。そのため、先生と生徒の関係が深まりやすく、信頼や尊敬の念が育まれます。また、先生は生徒の個性や成長を長期的に見守ることができ、きめ細かな指導やアドバイスを行うことができます。
大学受験を見据えた授業展開
私立中学校は中高一貫校の場合が多く、高校受験に煩わされることなく、大学受験に向けて早期から準備を始めることが可能です。そのため、基礎から応用までしっかりとした学力を身につけることができます。また、高校や大学への進路指導も充実しており、自分の将来について考える機会も多くあります。
生徒の入れ替わりが少なく、気の合う仲間と出会える
私立中学校には、公立中学校とは異なり、入学試験や面接などで選抜された生徒が集まっています。そのため、同じ志向や目標を持った仲間と出会いやすくなります。また、生徒の入れ替わりが少ないため、長く付き合える友人もできやすく、協力し合ったり切磋琢磨したりすることができます。
私立中学校受験をしたという経験が残る
私立中学校に通うためには、ほとんどの子どもが10~11歳くらいから中学受験のための勉強を始めます。私立中学校受験用の勉強は公立小学校で学ぶカリキュラムだけで賄えるものではなく、学校外で受験用の勉強をする時間が必要になります。右も左もわからないような小学校高学年の子どもが、受験のために勉強をするという経験は、人によってはかけがえのない経験になりえます。
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