メディアによる私立中学校受験の扇動 【勉強は才能】

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記事概要 昨今、首都圏では中学受験熱が高まり、中学受験を検討する小学生が増えている。今回は、なぜ近年、首都圏では中学受験熱が高まっているのかを解説していく。
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勉強は遺伝子

 教員が言ってしまっては元も子もないが、勉強は才能である。学業には遺伝の影響が大きく、勉強の成果が出るか否かは、「優秀な先生が指導するか、恵まれた環境で勉強に励めるか」ではなく、「勉強に適した遺伝子で生まれているか」に大きく左右される。育成力ある人間が指導しても、最低限の学習の才能がなければ、どれだけ時間や費用をかけようが、勉強ができるようにならない生徒はいくらでもいるが、これは大人も同じである。

中学受験に対する親の考えと現実の違い

 子どもに中学受験をさせる親の多くは、「中高一貫校に進学すれば、最終的にいい大学に進学できる」と思っているのだろうか。「中高一貫の私立学校に入学すれば、いい大学に入れる」は正しい言説ではない。

 学力に関しては、「私立学校ではいい教育を受けられるから、いい大学に進学できる」ではなく、「勉強が得意な子には才能があって、好き勝手に勉強して、偏差値の高い大学に入る」というのが現実である。

 子どもに中学受験をさせる親の多くは、「中学受験を制する=偏差値が高い大学に入学できる」という考えのもと、子どもを偏差値の高い大学に進学させようと、中学受験を強いているのであろう。けれど、中学受験をさせようがさせまいが、遺伝子や才能は変わらないので、勉強の才能がない子どもが\\偏差値が高い大学に入学できる可能性は極めて低い。一般的には、両親の学力÷2が子どもの学力である。

中学受験の増加の理由

 それでも中学受験をする子どもが増えているのは、メディアなどで「中学受験をさせたほうが子どもの将来のため」とか「子どもを中学受験させないなんてかわいそう」などと世間を煽り立てることにより、儲かる人間がいるからだろう。儲かる話に乗ってはいけないのと同様に、儲かる話をだれかに勧める人間も怪しい。
 では、メディアに扇動させられた結果、割をくっているのはどんな人間か。結局のところは頭の悪い大人とその子供である。
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