記事概要 東京都教員採用試験の2次試験の個人面接で使用する、単元指導計画と学習指導案の書き方を説明します。東京都教員採用試験の面接票を見ながら確認してください。以前、記事の中で単元指導計画用紙のモデルを作ったので、書式の記事も参考にしてください。今回は、単元指導計画と学習指導案の項目1「単元名」、2「題材(教材)名」、3「単元の指導目標」の書き方について説明します。
単元指導計画もしくは学習指導案の書式はこちら
指導計画
項目1 単元名
項目2 題材(教材)名
単元指導計画の書式例には項目1と2に分かれていて、それぞれ単元名と題材(教材)名で分かれています。しかしこれらは、まとめて一つにしても問題ないです。用紙に「横書き1枚(片面のみ)」という制限があることを考えると、他の項目を充実させるためにも、一つにまとめたほうがいいです。
私Garudaの面接票
私Garudaは英語科の単元指導計画を作り、
Lesson 3 E-mails from Alaska and India, TOTAL ENGLISH 3 (学校図書)
と書きました。
面接官からは「なぜこの単元(題材)を選んだのですか。」と質問されることが多いです。とりあえずこの質問に対しては「教育実習中に指導したからです」と言っておけば間違いないでしょう。それ以外の質問は来ないと思っていてください。
項目3 単元の指導目標
(1)(2) という表記で、指導目標を書きましょう。目標は2~4つ書いてあれば十分です。教科によって若干の違いはありますが、指導目標を書く際は、教科書会社が出している年間指導計画もしくは、指導書(教科書会社が発行する専門的な参考書)に書かれている単元指導目標を参考に書きましょう。ほとんどの教科書会社が年間指導計画をインターネットで掲載しています。「教科書名 年間指導計画」と検索すれば年間指導計画を見ることができます。指導書は別名「赤刷り」「あんちょこ」とも言います。独自に判断して単元の指導計画を作るのは危険です。
私Garudaの面接票
私Garudaは
(1) 「報告する」「質問する」「依頼する」「承諾する」「説明する」「意見を言う」表現を用いて積極的にコミュニケーション活動に取り組むことができる (関心・意欲・態度)。
(2) 現在完了形 (継続・経験) や It is ~ (for-) to 不定詞を用いて表現したり、相手に尋ねたり、適切に応答することができる (表現の能力)。
(3) アラスカの氷河やクジラの生態、インドの社会における風俗習慣や、インドの人々のものの見方や考え方の違いを理解することができる (理解の能力)。
(4) 現在完了形 (継続・経験) や It is ~ (for-) to 不定詞の文構造と使い方を正しく理解することができる (知識・理解)。
と書きました。
面接官から質問されることとしては、「この単元の指導目標はなんですか。」という質問はされる可能性があります。端的に答えられるようにしておきましょう。それ以外の質問は基本的にされないと思っていてください。
よっぽどひどい内容でなければ特に何の指摘もされないので、年間指導計画ベースで単元指導計画を書いていきましょう。
総括
面接票同様、面接官から質問されそうなことも考えながら、単元指導計画を作成しましょう。
単元指導計画と学習指導案の書き方2と面接対策 項目4はこちら
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