記事概要 平成29年度の東京都教員採用試験の、一般選考論文A問題の論文校正の詳細です。私Garudaの論文がどうやって校正されたかを説明します。
校正された論文はこちら
解答例
私は進学塾のアルバイト教師として、小学生から高校生まで様々な生徒を指導してきた。教えることがないほど優秀な生徒がいれば、目を離した瞬間に寝てしまうような生徒もいた。そして、子どもたちと関わることを通じて、教えるということの難しさを学んだ。私はこの経験を生かし、中学校の英語の授業を通じて自分の考えを的確に表現する力を育む。
1 自分の考えを表すための語彙を増やし、英語の授業の中で自分の意見を発表させる。
生徒は皆、勉強ができるようになりたい、成績を上げたいという考えを持っている。私は塾のアルバイトの経験の中で、そのような生徒を五万と見てきた。私が担当する中学英語の授業では、
たくさんの英語の語彙を教えることで、自分の考えを的確に表現する力を育む。
英語の語彙を増やさせることで……柱(見出し)と一致させる
「論」の一例 私は英語の語彙を増やさせることが、自分の考えを的確に表現する力を生徒に育むと考える。
「論」を裏付ける「例」の一例
「おもしろかった」の一語で感想や意見を表す生徒に、おもしろかった使わぬ指導をした結果、生徒は理由や根拠を具体的に的確に表現するようになった。
「策」
そこで、英語の語彙を増やすため、和英辞典を活用する。辞書で未知の単語を学ぶ楽しさを味わわせ、その語を用いた英文を示すことで語彙を増やしていく。また、動物、スポーツなど、身近な語をグループ化した単語集を作成させ、語彙を豊かにさせる。さらに、表現豊かな意見を出させるために、日常会話で使われる表現を教え、それを用いたペアワークを行わせることで、自分の意見を発表させる体験を積ませる。
継続は力なりに倣い、語彙を豊かにさせることで、自分の考えを的確に表現する力を育む。
語彙がなければ表現ができないからである。語彙を教える際には、役に立つ表現が入っている文章を読ませたり、実際に授業中にその表現を使ってみたりして、印象に残るように教える。他には例として、生徒もすぐにでも使えそうな表現をALTとの会話でいれる。
「柱1」のまとめ
継続は力なりに倣い、語彙を豊かにさせることで、自分の考えを的確に表現する力を育む。
計画的を暗示 意図的を暗示 設問に正対させていることを明示
これらの校正をまとめると、下のようになります。
1 自分の考えを表すための語彙を増やし、英語の授業の中で自分の意見を発表させる。
私は英語の語彙を増やさせることが、自分の考えを的確に表現する力を生徒に育むと考える。塾での学習で、「おもしろかった」の一語で感想や意見を表す生徒に、おもしろかった使わぬ指導をした結果、生徒は理由や根拠を具体的に的確に表現するようになった。
そこで、英語の語彙を増やすため、英語のビンゴを毎時間行う。また、和英辞典で未知の単語を学ぶ楽しさを味わわせ、その語を用いた英文を示すことで語彙を増やしていく。そして、動物、スポーツなど、身近な語をグループ化した単語集を作成させ、語彙を豊かにさせる。さらに、表現豊かな意見を出させるために、日常会話で使われる表現を教え、それらを用いたペアワークを行わせることで、自分の意見を発表させる体験を積ませる。
継続は力なりに倣い、語彙を豊かにさせることで、自分の考えを的確に表現する力を育む。
総括
教員採用試験の論文の中で一番重要な本論の校正です。ここの部分をうまく書くことができるかで、合否が決定してきます。
論文の後半の校正はこちら
コメント