校長の判断・評価基準2 【学校関係者評価基準】

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記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する際の、基準やバロメーターについて解説していきます。今回は、校長の資質及び評価基準について書いていきます。
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教職員目線の校長の判断・評価基準1 【学校関係者評価基準】
記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する...
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 児童・生徒や保護者、教職員をどれだけ知っているか

 県によっては教頭、副校長も何時間か授業を受けもっていますが、東京都では、校長、副校長が授業することはありません。残念なことに、授業をもたないことを口実に、児童・生徒の実態に疎いと公言する校長がいます。しかし、果たしてそれは真理でしょうか。

 校長の職務は、「校長は、校務をつかさどり、所属職員を監督する」と法律で定められていますが、これは分かったようで分からない文言です。重大な事件や事故が無ければ、校長は校長室で事務仕事に徹します。職員室に頻繁に顔を出すと、教員から疎まれるかもしれません。校長室と職員室が隣接していない学校は、管理職と教員との人間関係の現れ、ではないでしょうか。

 授業が無い分、校長には余裕の時間があります。したがって、児童・生徒の顔写真と対比させながら、保護者が提出した調査票に目を通せば、児童・生徒一人一人の実態を垣間見ることができます。そのうえで校内巡視を行い、声掛けすれば、児童・生徒の実像により迫ることができます。

 担当・担任する児童・生徒に関する問題を校長に相談した時に、「だれだれ君(さん)は……だったよね」と話すことのできる校長は、評価に値すると言えるでしょう。

 発生した事故やトラブルに、全面に立って対応しているか

 「自分の後ろには何もない(誰もいない)」「最終責任者は校長だ」を口癖にする校長がいました。事件や事故が起こっても、教育委員会は何もしてくれない。自分が最終責任者なのだから、自分がバンザイするにはいかない。トラブルは、教諭・副校長までで解決するようにというわけです。しかし、果たしてそれは真理でしょうか。

 校長、副校長に不可欠な資質によく挙げられるのが、リーダーシップや責任感や決断力です。校長、副校長は教員のリーダーですから、リーダーシップは備わっていて当然かと思いますが、いざとなると先頭に立たないケースが見られます。例えば学校だより。月に一度、ではなく、必要あれば何度でも発行すべきですが、児童生徒や保護者に語り掛ける貴重な機会を、副校長や教務主任に委ねてしまう校長がいます。

 また、事件や事故にまつわる緊急保護者会で、保護者への謝罪や説明を副校長に任かせ、果たしてそれは真理でしょうか。
自校の教員が体罰等の服務事故を起こすと、事故報告書を教育委員会に提出します。それに基づき、都の教育庁で聴取が行われ、事故を起こした教員は、「どのような処分にも服します」に続けて署名・捺印します。所属長である校長は、その場に同席し、事故を起こした教員が退席した後で、指導・監督責任を問われ、「どのような……」の調書に、同じく署名・捺印します。

 「最終責任者は校長だ」「責任は自分が持つ」と宣言して行動する校長は、評価に値すると言えるでしょう。
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生徒目線の校長の判断・評価基準3 【学校関係者評価基準】
記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する...

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