学校教諭及び教諭の判断・評価基準1 【学校関係者評価基準】

スポンサーリンク

記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する際の、基準やバロメーターについて解説していきます。今回は、教員の資質及び評価基準について書いていきます。
前回記事はこちら

ICTに精通しているか 校長の判断・評価基準 【学校関係者評価基準】
記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する...
スポンサーリンク

学歴は単純で分かりやすい教諭の評価指標

 どの業界でも同じかもしれませんが、組織に属してしまえば、学歴は関係ありません。東京大学を卒業して教員になろうとも、専門学校で教員免許を取得し、公立学校教員になろうとも、初任者は教員1年目であるということに変わりはありません(ちなみに、専門学校卒業か、2年制(短期)大学卒業か、4年制大学卒業か、大学院卒業かで、給与は若干異なります)。公立学校教員には学歴フィルターはありませんので、教員免許さえ取得していれば、教育公務員になる可能性は誰にでもあるでしょう。

 しかしながら、現場の教員を見る限り、学歴と教員の知識量には大きな相関性があります。東京都の公立学校教員には、東京学芸大学や学習院、明治、青山、立教、中央、法政大学(いわゆるGMARCH)レベルの大学卒が多いという印象ですが、これらの大学を卒業して公立学校教員になった教員は、一般に指導力が高い印象があります。あくまで印象と言ってしまえばそれまでですが、公立学校の現職教員にアンケートを取れば、似たような意見が出るでしょう。

 一方で、偏差値が低いとされる大学を卒業した公立学校教員の中には、教科を指導する学力や努力が足りていない傾向がうかがえます。「Fラン大学」という表現は好ましくありませんが、聞いたこともないような大学卒の教員は、指導における知識量が足りていない状況です。言語化するのは難しいことですが、「この教材を指導する際には、このミスだけは絶対に許されない」という致命的なミスをしてしまう教員は、知名度の低い大学出身である場合が多い現状です。英語や国語の十分な能力がなくとも、公立学校の教諭になることができるのが現状でしょう。そして、そういった能力が低い教員に指導された子どもはどうなるのか。それはお察しのとおりでしょう。
東京都の教員採用試験の結果についての詳細はこちら

総括
 失礼であっても、教員に直接(率直)に学歴を質問すれば、教員の力量や指導力や知識量はある程度測ることができるでしょう。学歴は公立学校教員を評価する1つの指標に足り得ます。

 しかし、フォローを入れるとすれば、指導技術はテクニックや努力により変化します。教科の知識が少ないが優秀だと思われる教員は、指導方法に詳しかったり、指導テクニックが豊富だったり、子どもを扱う能力に長けていたりするものです。

 したがって、偏差値の低い大学出身の教員だからといって、指導のレベルが低いとは限りません。また、残念ながら名門大学出身でも、やる気がなくて指導力もない教員もいます。これが公立学校教員のリアルです。
この続きはこちら

学校教諭及び教諭の判断・評価基準2 【学校関係者評価基準】
記事概要 保護者や生徒、若手の教員が、職務上で関わりのある教員の資質を測るための評価基準を書いていきます。残念ながら、公立学校に所属する職員の誰しもが、「いい人間」「有能な人間」だとは限りません。そこで、公立の小中学校に勤める教員を評価する...

コメント

タイトルとURLをコピーしました