記事概要 首都圏を中心に、日本の一部の地域では私立中学校受験が盛んになっています。今回は公立中学校と比較しながら、費用や通学時間といった私立中学校受験のデメリットについて解説します。
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私立及び国立、都道府県立中学受験のデメリット
費用が高い
私立中学校は、公立中学校とは異なり、入学金や授業料などの費用が高くなります。進学するには、家庭の経済状況や奨学金、授業料免除などの制度を考慮する必要があります。まして、私立中学校は中高一貫校であることが多いので、私立高校も加えて考えて6年間分の学費がかかるということを頭に入れておきながら私立中学校受験に臨む必要があります。
さらに、私立中学校受験をする受験生のほとんどは、最低でも2年、多くの受験生は3年、学習塾で中学校受験用の勉強をしています。故に、私立中学校受験を行うには、2~3年間の学習塾用の費用も念頭に置くべきです。
勉強が嫌いになりかねない
小学生の進学先には、公立中学校に通うという選択肢もあります。特に勉強をしなくても、公立中学校には進学することができます。それに対し、私立中学校に通うためには一般的に、2~3年間、学習塾で受験の準備をする必要があります。しかも私立中学校受験は難易度が高いため、勉強量も多く、学習の負担が大きくなります。勉強をするために遊ぶ時間をとられたり、勉強の成果がでなかったりすると、勉強することが嫌になることあります。
通学時間が長い
私立中学校は、公立中学校とは異なり、自宅から遠い場合が多いものです。そのため、通学時間が長くなり、勉強や部活動などの時間が減る可能性があります。また、通学時間が長くなると早起きが必要になったり帰宅時間が遅くなったりして、睡眠時間が減る可能性が高くなりやすいものです。
自分に合わない学校を選んでしまう
私立中学校は、公立中学校とは異なり、独自の教育理念やカリキュラムを持っています。そのため、自分に合わない学校を選んでしまうと、不満やストレスを感じることがあります。
必ずしも希望する私立中学校に入学できるとは限らない
私立中学校に入学するには、ほとんどの場合に筆記試験を受ける必要があります。選抜が行われるので、第一志望の学校に通うことになる保証は一切ありません。ゆえに、私立中学校受験を経て目指していた校風とは全く異なる私立中学校に通うことになる可能性も十分にあります。
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