記事概要 私Garudaが考える、ジグソー法を使ったIn the Woodsの指導案の応用として、授業を2回に分ける方法と、反転授業の型で授業を行う方法を紹介します。
私Garudaが考えた、In the Woods(「藪の中」の英語版)を使った指導案はこちら
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授業を2回に分けて行う方法
正直なところ、「藪の中」を15分で読み切るのは、かなり骨の折れる作業です。まして「藪の中」の英語版であるIn the Woodsの読解も、skimming的に本文を読もうとも、とても大変な作業です。内容理解にかなり時間を費やすので、授業を2回に分けて行うのもいいでしょう。
授業を2回に分ける場合、In the Woods(英語の指導案)を元にすると、
1回目の授業は、導入とジグソー1回目とディスカッション
2回目の授業は、ジグソー2回目、ディスカッション、グループごとに結論の発表、時間があれば教員からの「藪の中」の言葉の意味の説明
がいいでしょう。ジグソーの2回目は、1回目のディスカッションの際に興味をもったもしくは、グループメンバーから聞いた話がよくわからなかった箇所を読みに行くといいでしょう。その後ディスカッションをもう一度行い、「藪の中」の考察が深まったところで結果発表をするといいでしょう。
反転授業にして授業を行う方法
授業を行う前日などにあらかじめ生徒にIn the Woodsの文章を配布し、予習として読解を宿題にしておくことで、反転授業にすることができます。
反転授業にする場合、In the Woods(英語の指導案)を元にすると、
前時の授業 生徒の番号を決め、番号に応じてIn the Woodsの文を配布し、本文を読んでくることを指示する。次回ジグソーの授業を行うことを伝えておく。
ジグソーの授業 グループディスカッションから始め、結末を考え、発表を行う。
がいいでしょう。前時の授業の際に宿題としてIn the Woodsの本文を読んでおき、ジグソーの授業ではすぐにディスカッションを始めることができるような状態にできるとスムーズに授業が進むでしょう。
授業を2回に分けて行う方法と反転授業の注意点
欠席者がいるとうまくいかない
欠席者がいると、グループディスカッションが上手くいかない可能性があります。特に、授業を2回に分けると、1回目の授業内でのメンバーで固まった結論が、メンバー変更により2回目の結論が別物になったり、議論が深まらなかったり、ということが考えられます。
クラス全体の特徴や生徒の特長を把握し、欠席者が出た際の対応を考えておくといいでしょう。
In the Woodsの日本語版「藪の中」を生徒が読んできてしまう
生徒には、英語の文章を読ませて、英語の力をつけさせたいです。しかし、日本語の文章を読んで内容理解をしてしまっては、本末転倒です。
生徒が日本語の「藪の中」を読んでしまう対策としては、作品名(藪の中とIn the Woods)を教えないほうがいいでしょう。「藪の中」というタイトルを生徒に教えると、生徒がネットで検索して和訳を読んでしまうかもしれない=(英語の能力向上につながらない)ので、生徒には作品名を教えないほうがいいでしょう。
しかし、生徒に「藪の中」という作品名を教えていなくても、生徒がすでに「藪の中」読んだことがあるという場合もあります。その場合は仕方がないです。生徒自身「藪の中」の内容を知っているという場合は、教員側が生徒にネタバレをさせないようにうまく丸め込めたほうがいいかもしれません。
総括
アクティブラーニングは近年やっと注目を集め始めていることもあり、改善の余地がいくらでもあります。特に、ジグソー法の授業には夢があります。生徒の能力を高めるためにも、最善の授業を考えましょう。そして批判や感想助言なんでも私Garudaにください。お願いします。
ジグソー法の指導案 応用2 アクティブラーニングはこちら
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