記事概要 十年ほど昔のことですが、神奈川県横浜市の市立中学で校長を務めていた高島雄平氏が、児童ポルノに関する法律違反で逮捕されました。児童買春は主に、高島氏がフィリピンのマニラ日本人学校に勤務していたときに行われていたとのことですが、インターネット上には、日本人学校の教員の実態とは異なる情報も散見されます。独自取材で、高島雄平氏と接点がある方とお話しする機会があり、新たな情報を得ましたので、高島雄平氏に関する情報の真偽を解説していきます。
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事件概要
渡航先のフィリピンで、少女とのみだらな行為を撮影したとして、神奈川県警少年捜査課と大船署は８日、横浜市金沢区富岡西１丁目、元市立中学校校長の男（６４）を児童買春・ポルノ禁止法違反（児童ポルノ製造）容疑で逮捕した。県警の摘発で３件目となる同法の国外犯規定を適用した。
引用 https://www.kanaloco.jp/news/social/entry-58348.html
校長は女の子の水揚げ担当者としてブローカーからは信頼されていた
「水揚げ」は、今ではまず耳にしない言葉ですが、花柳界（これも死語に近い言葉ですが）で働く女性が、処女を卒業することを意味します。なお、「水揚げ」は希望してできるものではなく、一般に「水揚げ」される女性を長く支援できる有力者が務めますが、自身の身分や名前を公表したりはしません。
さて、まず確認しなければならないことは、フィリピンに「水揚げ」に相当するしきたりや儀礼があるかということです。仮に日本と同じく特別なことであれば、高島氏が「水揚げ」役に選ばれるのは難しいかもしれません
何度か書きましたが、高島氏が熱中（？）していたのは写真収集のようです。処女の写真だけに執着していたら、12660人分もの資料を集めることは困難だったでしょう。また、12660人の中には、70歳の方の映像もあるようなので、「水揚げ」にはこだわりはなかったと思われます。
校長は１万２千人もの女の子と関係を持っても誰一人として被害届が出なくて警察が頭を抱えた
高島氏が本当に１万２千人以上の女性と関係を持ったのか（実際はもっと多かったと推測されますが）はわかりません。が、相手の嫌がることはしていないようです。俗に「ゴーゴーバー」と呼ばれる店で働く女性でも、誘いかける相手が気に入らなければ、店外デートには応じません。高島氏と親しかった女性がまして素人であれば、容易には自由にならないはずです。
高島氏と女性の間に仲介者がいてもいなくても、女性が不平や不満や処罰感情を持たない限り、被害届などは出されないと思います。仮に「口止め料」なるものを払ったとしても、訴えられる可能性は否定できません。
校長は冊子で、「日本政府の援助は中間搾取され、末端には行き渡らない。直接末端に金をばら撒くべき」と主張していた
大きな疑問符のつく話です。そもそも「冊子」とは何でしょう。高島氏が何か印刷物を作って誰かに配ったのでしょうか。また、日本政府や政府諸機関による経済援助に匹敵するほど、高島氏は私費をフィリピンに投じたのでしょうか。そして高島氏は、日本の経済支援（ODA）の方策を論ずる立場の人物でしょうか。
「冊子」というのは、警察が高島氏から聞き取り、作成した「調書」かもしれません。また、「日本政府の援助は……」というくだりは、経験に基づく高島氏の発言かもしれませんが、高島氏の買春を正当化するものではありません。
我が国のフィリピンへのODA（政府開発援助）等の総額は、近年では約100億ドルです。それに対して高島氏による援助は、関係のあった12,000人に2.000円ずつとして約24.000.000円でしょうか。2.000円を受け取った人にとっては効率の良いアルバイトだったと思われますが、「末端へのばら撒き」とまではいかなかったと考えます。
総括
日本のみならず、児童買春は許されないことです。子どもを指導する立場にある教員、まして校長が未成年に手を出すなんてことはもってのほかです。しかしながら経歴から見れば高島雄平氏は、文科省の在外教育施設への海外派遣制度により日本の代表の教員としてマニラの日本人学校に派遣されており、帰国後に公立中学校で校長を務めて、教員退職後は教育委員会で働いていたという点からも、学校教員としてかなり優秀だったという点は紛れもない事実です。多角的な視点から事件を分析し、こういった事件を風化させないためにも、私Garudaは情報を発信し続けます。
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