記事概要 東京都の公立学校教員採用試験の、集団面接(討論)の際の、課題(テーマ)にする受験生の意見について解説します。
集団面接の内容についてはこちら
集団面接では最初に、集団面接の課題(テーマ)が発表されます。課題発表後、受験生が課題についての意見とそれを実現するための具体的な取り組みを考える時間が1分与えられます。その後、受験生は考えた意見と取り組みを、90秒以内に発表することを要求されます。
私Garudaはこれが苦手だった(正確に言えば、あまりしっかり対策を行っていなかった)ので、課題に対する意見の対策について書いていきます。
課題に対する意見の対策
まず、2次試験前に公表される課題の内容を見ておきましょう。課題の内容は、1次試験合格通知書と一緒に届きます。下の内容は、私Garudaが東京都教員試験を受けた時の課題の内容です。
- 基本的な生活習慣に関すること
- 他人を思いやる心や生命に尊重する心に関すること
- 学びに向かう力に関すること
- 基本的・基礎的な知識・技能の習得に関すること
私Garudaの場合、それぞれの課題に対しての意見を用意すると、次のようになりました。
1 基本的な生活習慣に関すること
→ 私は、生徒に基本的な生活習慣を身に着けさせるために、クラスの目標としての生徒の共通認識を作ることが大事だと考えます。~することを習慣化するために、学級目標に基本的な生活習慣に関する内容を入れ、生徒に生活習慣の大事さを理解させます。…
2 他人を思いやる心や生命に尊重する心に関すること
→ 子どもたちの中には、自分の利益だけを考えて、人の気持ちを考えることができない生徒が見られます。そのような子どもたちには、協力する機会が不足してると推測します。子どもへの対応として、行事を通じて協力を学ぶ機会を与え、生徒の反応を見てみます。…
3 学びに向かう力に関すること
→ 子どもが学びに向かう力を育てることこそ、教員の使命であると考えます。この指名を果たすため、私は次のようなことを授業中に行います。まず、生徒の意識を授業に向けるため、わかりやすい指導を心がけます。…
4 基本的・基礎的な知識・技能の習得に関すること
→ 生徒が応用問題を解けるようになるためには、基本的・基礎的な知識・技能を習得することが必要であると考えます。基本的・基礎的な能力をつけるためにまず、生徒の実態を把握し、生徒に合わせた効果的な指導を行うと、効果が出ると考えます。…
私Garudaの意見の根拠
私Garudaの答えでは、準備不足だと思う人もいるかもしれないです。もっといい答えを思いつく人もいるかもしれません。試験本番では、もっと具体化した課題が発表されます。ですので、集団面接の本番では、あらかじめ課題に沿って用意した意見をベースに、意見の内容の肉付けを行いましょう。加えて、意見発表の持ち時間の90秒をできるだけ目指して意見の内容を調整しましょう。
意見の作り方
と言っても、集団面接の本番でうまく意見をまとめることは、そんなにも簡単ではありません。集団面接の際の答えを用意する際に、あくまで大事なことは
- 最低1分間は話す
- 長く話しすぎない
- 過激なことは言わないこと
- 具体例を言うこと
といったことです。ある程度無難な答えを用意しておけば、集団面接は問題ないです。
総括
集団面接の課題の候補がわかってから、課題に対する意見を準備しておきましょう。しかしながら、課題の詳細は試験当日までわからないので、即興で意見を作る練習もしておきましょう。
これらを踏まえての、私Garudaの集団面接(討論)の作戦はこちら
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