これからの社会への展望  どこでも誰とでも働ける 【学校においてほしい本】

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どこでも誰とでも働ける 尾原和啓

 

概要 
 これからの日本を担う若者が、社会を生き抜く方法を、海外でも活躍するビジネスマンが提示する作品。インターネットが完全に普及したこれからの時代の展望と、時代への対応のヒントを明示してくれる。決して悲観的な作品ではなく、読んだ後にポジティブになれる。

印象に残った・役に立つと思ったところ(作品引用)
 他の人から必要な情報をシェアしてもらうには、まず自分からシェアする必要が欠かせません。先に相手にギブするから、見返りをもらえる(テイク)のであって、なんでも「くれくれ」とねだってばかりの人や、何かしてもらったのに何も返さない人に対しては、誰も自分の知識や成果をシェアしようとは思わないでしょう。

 誰にとっても、最もギブしやすく、また受け取りやすいのが「知識」です。

 例えば、僕は毎朝1時間かけてニュースをチェックして、面白い記事があったら、その記事の URL をメールにコピーして、最低でも20人の人にギブしています。といっても、Ccで全員に同じメールを送るのではなく、相手に合わせて別々の記事を取り上げ、「あなたはこういう視点でこのニュースを読むと面白いと思う」と一言添えて送っています。

 壁を作って知識を隠すことのメリットはどんどんなくなっています。昔は知識を自分だけのものにして、こっそり出し抜いてやるというやり方で一定の成果を上げることが、今はネットで調べれば、大抵の情報は手に入ります。自分だけが知っていることなんて実はほとんどないことがわかるし、自分が思いつくようなことは、世界中で潜入は思いついていると思った方がいい。そうなると、自分が隠しても誰かに先にやられてしまう可能性が高いのです。

 結局、スピード勝負ということであれば、自分だけでコツコツやるのではなく、オープンにして周りの人をどんどん巻き込んでスピーディに実現しないと間に合わないわけです。

 今はそれでお金をもらえる専門技術であっても、いつまでもそれが続く保証はありません。むしろ、ネットを通じて得られる知識がシェアされる時代には、ある特定の専門技術もすぐに一部の人だけの専有物でなくなり、専門技術が専門技術でなくなるまでのスパンがどんどん短くなっています。そうなると、次の専門技術をどうやって身につけるのか。自分の価値がコモディティ化するのを避けたければ、新しい専門技術をどんどん見つけていくしかないわけです。

まとめ 
 ネットが普及し、情報をギブすることが容易になった。その結果、情報のシェアリングシステムが急速に加速している。これからの時代は、情報をギブすることでもっといいテイクが返ってくる時代である。専門職の中でしか共有されない情報が、様々な視点から認識されることで、新しい見解が生まれ、新しいイノベーションが生まれる。社会全体で情報共有をし、多種多様な人種を巻き込み、技術革新を起こそう。
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