記事概要 今日の学校において、不登校になる子どもが増えています。しかし、「不登校」自体をネガティブに考えることは間違っていますし、不登校の子どもを無理やり学校に通わせるのも間違っています。今回は子どもが不登校になったとき、子どもが学校に行くことを渋るようになったときに、親は何をするべきか、どんな心持ちでいるべきかについて解説していきます。
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不登校を後悔しない
長く思い、悩み、苦しんだりした結果、『学校にはもう行かれない』と決断し、「学校をしばらく休む」と周囲に宣言したならば、不登校を選択したことを後悔してはいけません。ましてや、自分を責めてはいけません。難しいことかもしれませんが、学校や学級に戻ることはいつでも可能ですし、学校に行くこと以外にも選択可能な道はさまざまにあります。
自分を知り、自分を顧みる
いじめ、友人関係、勉強など、不登校の原因がさまざまに語られていますが、真の原因を知っているのは、本人だけではないでしょうか。あるいは、本人にもよく分からないのではないでしょうか。
どちらにせよ、不登校を選択することとなった原因や理由を、改めて確認してみましょう。他の人には何でもないようなことでも、自分にとっては重大事かもしれません。そこで、不登校を選択することとなった「決定的な原因」を考えみましょう。なぜなら、それが解決の糸口となるからです。同時に、自分の長所や自分に足りない点についても振り返ってみましょう。長所を伸ばすことで、不登校の原因を克服することができるかもしれません。
できることから始める、できることは必ず行う
不登校になると、家の中や自分の部屋で過ごす時間が長くなるかもしれません。また、自分の姿を見せたくない、自分の姿を見られたくないと思うかもしれません。しかし、まずはそのような考えを捨てましょう。それよりも、自分ができること、自分がしなければならないことについて考えましょう。そして、自分のできることが見つかったら、直ちに行動に移しましょう。できることから始め、それを続けていくことは大切なことです。
家の外に出る必要があるならば、迷うことなく外出しましょう。「人の噂(うわさ)も七十五日(しちじゅうごにち)」ということわざがあります。75日も過ぎれば、どのようなことでも、誰も話題にしないという意味です。周囲の視線を気にする必要はありません。むしろ元気な姿を見せるほうが、周囲に安心感をもたらすことになるかもしれません。
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