記事概要 東京都の公立学校教員採用試験の、２次試験の個人面接で使用する面接票の各項目の書き方を説明します。東京都教員採用試験の面接票を見ながら確認してください。面接票の項目⑩の内容から、面接中に質問されそうな内容と返答を考えていきます。
面接票の書き方３ 項目⑩はこちら
項目⑩の記事で、特技・資格・賞について書くなら、部活動の役に立ちそうな特技や、ほかの受験生が書いてなさそうな珍しい資格や賞を書いておきましょうと書きました。スペシャルなネタがあれば、ぜひ書いておきましょう。書き方は箇条書きでかまいません。
私Garudaの面接票
私Garudaは特技・資格・賞の欄に
- 大学が主催する学生懸賞論文の賞
- 剛柔流空手初段
- 剛柔流空手道大会 組み手の部 優勝
- バスケットボール
と書きました。
しかしながら個人面接時に、項目⑩の特技・資格等についてまったくもって話題にされませんでした。読者の皆さんが、私の特技・資格・賞を『これくらいの功績でも質問されないのか』と思うのか、『こんなレベルの特技・資格・賞なんて誰でも持っているだろう』と思うのかはわかりませんが、私の面接票の内容では面接官に見向きもされなかったということです。
面接時の質問と対策
「特技・資格・賞」について質問をされるならこのようなことが質問されそうという予想と、答え方も用意します。
注 Q＝面接官からの質問 A＝私Garudaの解答
学生懸賞論文に関する質問の予想と返答
Q 学生懸賞論文とはどのようなものですか。
A はい、大学が主催する、論文の大会です。
Q 何文字くらいの論文を書きましたか。
A はい、約８０００字の論文を書きました。
Q 何人くらいの応募がありましたか。
A はい、40名ほどの応募がありました。
Q 応募した動機やきっかけは何ですか。
A はい、私の専門は英語ですが、第一言語である日本語の能力も必要であると考え応募しました。
Q どのような成果がありましたか。
A はい、物事を論理的に考える能力が高まりました。
Q 入賞するためにどのような工夫をしましたか。
A はい、何度も文章を推敲し、読みやすい文章を心がけました。
Q 得られた成果をどのように活かしますか。
A はい、生徒が文章を書く際に、論理的な文章の書き方を指導していきます。
剛柔流空手に関する質問の予想と返答
Q なぜ、空手を始めたのですか。
A はい、どんな仕事をするにしても、体力が必要と考えたからです。
Q 剛柔流空手を初めてから何年経ちますか。
A はい、４年です。
Q 大学の４年間ということですか。
A はい、そうです。
Q 空手を通じて、何を学びましたか。
A はい、礼の大切さをまなびました。
Q それか具体的にどんなことですか。
A 空手の型は礼に始まり礼に終わります。型を見てくれる人に敬意を払い、自分にも敬意を払って礼をする気持ちがあってこそ、正しい型を習得できるようになるということを学びました。
Q 空手を通じて学んだことを教員としてどう生かしますか。
A はい、相手に敬意を払うということを生徒に指導していきます。
バスケットボールに関する質問の予想と返答
Q 特技にバスケットボールとありますが、部活動の顧問としてバスケットボールを指導することはできますか。
A はい、できます。
Q バスケットボールの指導で最も留意しなければならないことは何ですか。
A はい、子どもの個性を伸ばすことです。
Q バスケットボールを通じてどうやって子どもの個性を伸ばしますか。
A はい、子ども一人一人には様々な長所があります。バスケットボールでは、ポジションに応じて様々な能力が求められます。子どもの長所をポジションに合わせることで、子どもそれぞれの個性を伸ばしていきます。
Q 部活動の活動日数や時間が制限されることについて、どのように考えますか。
A はい、やみくもに部活動の時間を長くしても、子どもの技術の習得にはつながらないと考えます。効率よく部活動を行い、子どもの個性を効果的に伸ばしていきます。
総括
面接票の内容を決め、予想される質問を考え、質問に対する返答を用意して初めて、面接の準備をしたと言えます。これくらいしっかり対策するように、頑張りましょう。
面接官から上記のようなことを聞かれるはずがないという意見もあるかもしれません。しかし、多種多様な視点で質問される経験をすることにより、臨機応変に質問に対応できるようになります。面接の練習では、教員採用試験の設定であるということを伝え、様々な人に面接官役をしてもらうといいでしょう。
面接票の書き方５ 項目⑪ その１はこちら
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