学校見学に行った際の生徒指導の評価 【学校教員視点での私立中学校判断基準】

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記事概要 教員の視点での、東京都内の私立中学校の評価基準を解説します。この記事が、私立中学校を受験する児童や保護者、私立学校に勤めようと思う人の参考になれば幸いです。今回は、私立中学校の見学会や説明会に行った際の、生徒指導の実態と生徒の授業への姿勢から見る私立中学校評価を解説していきます。
私立学校に行った際の内情の探り方(前回記事)はこちら

私立学校に行った際の内情の探り方 【学校教員視点での私立中学校判断基準】
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生徒指導(生活指導)の実態の探り方

知らない生徒に手を振ってみる

 私立中学校の学校見学の際、授業中であれば、何気なく生徒に手を振ってみましょう。知らない生徒でも構いません。要は、鎌をかけるようなことをしてみましょう。私Garudaの経験上、授業中に手を振ってしまう生徒はみんな「あほ」です。あくまでこれは私の持論ではありますが、かなり真理をついていると信じていますし、同意してくれる教員は多いと思います。

 授業中に手を振り返してくるような生徒は、間違いなく授業に集中していないし、教員の話や指示を聞いていないでしょう。さらに、そのような生徒を注意や指導しない、笑ってごまかす教員も最悪です。笑ってごまかすということは、授業に集中していない生徒がいても、反省しないということです。なんにせよ生徒指導ができていない証拠と言えるでしょう。

 私立学校の幼稚な中学1年生の男子ならともかく、女子高や共学校で手を振り返すような女子生徒がいるようであれば、確実にそこは評判が悪い学校です。さらに、私立学校では学校見学などの機会が多いので、未来の新入生や保護者が学校に来ることはよくあり、生徒自身授業を見られることに慣れています。小学生の学校公開と異なり、生徒が緊張して背筋が伸びているなんてことはありえません。そんな公開授業に慣れた私立学校の生徒が授業中に手を振るというのは、生徒が「何も考えていない」「授業に集中していない」「規律が守れていない」という証拠です。

タブレット端末を使って、授業と関係ないことをしていないか。

 私立中学校には、学習用のデバイスとして、タブレット端末を生徒一人ひとりに配布している学校があります。コロナウイルス感染症の大流行で、公立中学校でもタブレット端末を使ってのオンライン学習なども一般化してきましたが、教育熱の高い私立学校では、コロナウイルスが発生する以前から、タブレット端末によるICT教育を推進しています。

 ICT教育を推進する学校では、授業中にタブレット端末を使用する機会も多くなります。そこで大事なことは、「授業中にタブレット端末などを使って授業と関係のないことをやっていないか」ということです。

 学校によっては、タブレット端末の代わりにスマートフォンを授業中に使用させていますが、スマートフォンやタブレット端末では、いつでもどこでもいくらでも遊んだり授業と関係のないことをしたりできます。つまり、勉強と遊びの境目があいまいになりかねません。タブレット端末やスマートフォンの使用に、自制やメリハリをつけさせることは学校生活を送るうえでも生徒指導でも重要です。

 生徒指導や校則の遵守が徹底されていれば、授業中にタブレット端末で遊ぶようなことはないはずです。まして、来客の多い学校見学会や学校説明会の日に、タブレット端末で遊ぶなどもってのほかです。生徒の一瞬の言動から、生徒指導やしつけができている学校、評判がいい学校かを容易に評価することができます。
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