授業映像の罠 鵜呑みにしないように

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教員の指導能力向上に役に立つ授業映像

 学校教職員の、授業力向上のための動画をみたことがあるでしょうか。教材販売の業者さんが、授業のDVDを販売していることがよくあります。ネット時代の今では、Youtubeでアップロードされている授業の動画を見ることができたり、ウェブで授業研究 Find!アクティブラーナーのサイトで授業映像を視聴することができたりします。専門教養の知識を蓄えたいのなら、スタディサプリを利用するのもいいでしょう。

 教員の研究用に撮影されている授業映像は、クオリティーの高いものばかりです。度肝を抜かれるくらいに、衝撃的なすばらしい授業もたくさんあります。私自身、こんな授業できたらいいな、マネしたいな、と思うような授業がたくさんあります。

 しかし、研究用に撮影されている授業の映像は、果たして本来の授業の映像なのでしょうか。私はそうは思いません。

良くも悪くも授業映像

 撮影用の授業では、前後の授業、それぞれ生徒の特徴、どうやってそのクラスになったのか(小人数やクラス分け)、普段の授業のスタイルなどを、視聴者が把握することはできません。前時の授業でまったく同じ内容を行い、どのタイミングでどんな反応や行動をするのか、教員と生徒で打ち合わせを行っているかもしれません。私が教員のための映像を提供するのであれば、生徒に対して綿密な打ち合わせをします。

 (教員の授業映像は、準備に準備を重ねて、完璧な授業を提供するのが道理。そういうものだろう。)と思う人もいると思います。確かにそうだと思います。準備をしないで、あまりうまくいかなかった授業映像を有料で販売していたら、購買者は頭にくるでしょう。 

 ですが、私Garudaが言いたいのは、生徒の学力は1回の授業だけで劇的に上がるわけではない、ということです。日々の授業の積み重ねで、生徒の学力は徐々に上がっていきます。どんなに優秀な先生であっても、1回の授業で生徒の偏差値を10くらいあげることができる先生は存在しないです(もしいらっしったら教えてください)。1回の授業だけに100%の指導を注ぐのではなく、10回の授業に10%ずつ指導を積み上げて、生徒の学力はあがっていきます。

 授業映像は、良くも悪くも授業映像なのです。販売されている授業を目標とするのはもちろん構わないのですが、映像の中の授業を全て鵜呑みにするのはお門違いです。

一番参考にするべきは

 だからこそ一番参考になるのは、所属する学校の他の教員の授業であることは多いはずです。教員の授業は、普段接している生徒に対して行うものです。実際に指導している生徒に、教員が適切にアジャストしていかなければならないのです。専門教科の教員の指導が参考になるといいですが、必ずしもそういう環境にはいない教員いるでしょう。専門教科以外でも、生徒指導や生徒の扱い方で参考になる教員は、どの学校にもいるはずです。授業映像もいいですが、実際のlive授業も参考にしましょう。

総括

 とか言いながらも、私Garudaは授業映像を見るのが好きです。とても楽しいです。とても参考になります。(うわ、これやってみてー)とかめっちゃ思います。しかし、完全コピーをすることなく、授業に活用できる技術だけを盗んでいきましょう。

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