アクティブラーニングとか言ってるけど、子どもってそんなに積極的に勉強しないよ っていう話

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出オチならぬタイトルオチです。タイトル通りの愚痴です。竜頭蛇尾感たっぷりです。元公立中学校の教員の意見です。

 

公立中学校の生徒で、自主的に勉強をする生徒は滅多にいない

 あくまで、私は子どもを批判しているわけではないです。約10年前、私自身中学生だったときには、まったくもって勉強しませんでした。親に言われて塾に行き、塾の先生から宿題を出されたから宿題をやり、高校受験が控えているから受験勉強をしました。「それはお前が不真面目だからだろう」と思われるかもしれません。私は外発的な動機により、中学生時代勉強をしていました。

 しかし、公立中学校の教員であった私が知る限り、現代の子どもであっても「勉強したいから勉強をする」という子どもは1割にも満たないでしょう。教員がその子どもたちに

「積極的」に勉強させるというのは、とてつもない難題であるという認識を多くの人にもってほしいです。

 子どもが自主的に勉強するようにするのが教員の役目だと思うかもしれません。確かにそうです。しかし、教員も馬鹿ではないので、子どもが自主的に勉強するようにアクションを起こしていない訳ではありません。しかし努力むなしく、公教育が始まって以来、なかなか現状は変わっていないということです。長い歴史が物語っているように、決して教員の怠惰ではないです。

「フィンランド式頭のいい子が育つ20のルール」を読んで

 教育界において、フィンランドの教育は非常に注目されています。フィンランドはPISA(生徒の学力到達度調査・Programme for International Student Assessment)で結果を出しており、日本からも、教員の海外研修としてフィンランドで教育について学ぶプログラムも数多く存在します。

 私は「フィンランド式頭のいい子が育つ20のルール」を読んでよくわかりましたが、フィンランドの教育環境は恵まれています。教育環境というよりも、国として教育を支持する土壌ができています。学校内外かかわらず、子どもが自発的に勉強するようになる「文化」が根付いているからです。

 教育及び子育てというものは教員だけで成り立つものではない、ということを体現しているのがフィンランドの教育環境です。日本のような、教員だけが教育の質の責任を問われるという環境とは完全に別ものです。

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アクティブラーニングの技法を使うことができるのは、ごく少数の教員

 自発的に学習に対して行動できる生徒が多くいるクラスこそ、アクティブラーニングの授業を展開することができます。自主的に学習しない生徒しかいない中でアクティブラーニングなんてしようものなら、ただただ何も起こらず授業が終わるだけです。入試倍率の高い進学校、成績の上のほうの生徒を集めた少人数のクラスのような生徒に対してのみ、アクティブラーニングは利用されるものだという認識を多くの人がもつべきです。

 

総括

 アクティブラーニングについていろいろと不平を述べていますが、だからといってアクティブラーニングを全く行わない今の日本の学校の授業形態が最良、という訳ではないです。ただ、現場の状況も知らずに理論だけ述べて文句を言っている輩が許せないという話しでした。

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