記事概要 公立学校教員の初任者(教員歴1~3年目)が受講しなければならない、「初任者研修」とはなんなのかを解説します。加えて、私Garuda自身、初任者研修の外部研修が不要であると考えているので、その初任者研修の不要な部分を解説します。
初任者研修とは何か理解するための要点
・初任者研修は新規教員が実践的指導力と使命感を養うための法定研修
・校内と校外研修があり、規定時間(日数)行わなければならない研修
初任者研修とは
新規採用された教員に対して、採用の日から1年間、実践的指導力と使命感を養うとともに、幅広い知見を得させるため、学級や教科・科目を担当しながらの実践的研修(初任者研修)を行うこととされています。
引用
解説
公立学校教員として働き始めても、1年目の教員には指導力や使命感がないだろうから、それらの能力をつけるために、初任者研修が存在するということです。要するに、教員としてのいろはを教えるための研修です。
初任者研修の話をするうえで大事なことは、「初任者研修は法定研修の一つである」ということです。つまり現状、法律が変わることがない限り、初任者は初任者研修を受講しなければならないということです。初任者研修が意味のある研修であるか、初任者研修によって初任者の教員としての技能が上がるのか、初任者教員は研修を通じて実践的指導力と使命感を養うことができたと感じているのかは問題ではありません。法律により決まっているので、初任者研修を受講しなければならないということです。
初任者研修の内容
校内研修
<時間数> 週10時間以上、年間300時間以上
<講師> ベテラン教員
<研修例>
教員に必要な素養等に関する指導
初任者の授業を観察しての指導
授業を初任者に見せて指導
校外研修
<日数> 年間25日以上
<研修例>
教育センター等での講義・演習
企業・福祉施設等での体験
社会奉仕体験や自然体験に関わる研修
青少年教育施設等での宿泊研修
引用
解説
校内研修では、所属校での生徒指導や授業の技術について学習します。学校運営について、初任者の力量や学校の特色に合わせて、様々なことを学習します。私Garudaは、公立学校では実際にきっちり週10時間以上、校内初任者研修の時間をとっていないと感じます。しかしある意味、初任者教員にとっては、教員としての学校生活の全てが研修と言っても過言ではないでしょう。
校外研修では、他の学校の教員の授業を見に行ったり、講師の話を聞いたり、夏季休業期間を利用して合宿を行ったりします。<講師>についての表記がありませんが、小中学校教員用の校外初任者教員を企画しているのは主に「区市町村の教育委員会」です。
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